【香港マイル】古豪・ソウルラッシュ 有終の美を飾るか!?地元のヴォイッジバブルが連覇狙う

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2025.12.14


ソウルラッシュ PHOTO:Getty Images

「これが世界の競馬だ!」――カランダガンがジャパンCで凱歌を挙げてから早くも2週間が経過し、世界のホースマンたちは香港に目を向ける。競馬界を盛り上げる冬の風物詩、香港国際競走の開催が間もなくに迫った。

アメリカで開催されるブリーダーズCのように、各カテゴリーで頂点を決めるのが香港国際競走の特徴。

メインである香港カップを筆頭に、スピードキングを決める香港スプリント、世界最強マイラーが決まる香港マイル、そしてクラシックディスタンスの王者を争う香港ヴァーズの国際GⅠ4戦には例年、世界各国からトップホースが参戦することでも知られ、日本からは今年も7頭の出走を予定している。

昨年は勝ち星を挙げられなかったが、香港マイルとカップではそれぞれ2着に入るなど、存在感を見せつけてきた日本馬たち。

今年も7頭中GⅠ馬が6頭という豪華な顔ぶれ。それだけに3年ぶりの勝利を期待してもいいだろう。

日本時間17時ごろにスタートを予定しているのが香港マイル。

ゴールデンシックスティが現役を去った昨年はどの馬にもチャンスがあったが、その中から抜け出したのが地元のヴォイッジバブル。

昨年の安田記念ではロマンチックウォリアーの引き立て役にしかならなかったが、地元香港で無類の強さを見せて日本の競馬ファンを驚かせたのは記憶に新しい。

今年に入ってからもヴォイッジバブルの強さは健在で香港競馬界では史上2頭目となる香港古馬三冠を達成するほど。

トライアルであるジョッキークラブCは2着だったが、適距離のマイル戦に戻れば無類の強さを見せるのは間違いない。

連覇を狙うヴォイッジバブルに挑む日本馬は2頭。まずは7歳になっても衰え知らずの古豪・ソウルラッシュだ。

団野大成とともに人馬初GⅠ制覇を果たしたマイルCSの勢いそのままに挑んだ昨年の香港マイルは惜しい2着と海外遠征でも結果を出すと、7歳になって迎えた今年のドバイターフでは香港の英雄・ロマンチックウォリアーを相手にハナ差競り勝ち勝利という大金星を挙げた。

その後も安田記念3着など衰えるどころか今がピークなのではというほどの走りを見せた。

2度目の香港遠征となる今回、ドバイターフの時のように息の長い末脚が使えるようならここでも勝ち負けに持ち込むことだろう。

一方、3歳馬という若さを武器に挑むのが、今年の2冠牝馬エンブロイダリーだ。

3連勝で桜花賞を制するも、オークスは距離に泣いて大敗。秋華賞は2000mという距離が不安視されながらも、ルメールの騎乗が冴えて3角から好位に付けて流れに乗ってそのまま押し切り勝利。

中距離までなら問題ないと言わんばかりの走りを見せたが、距離適性を考えてここにエントリーしてきた。

クイーンCや秋華賞のように前から動くこともできれば桜花賞を制した時のような鋭い脚も使えるという自在性が大きな武器。

シャティンの馬場がマッチするなら好勝負には必至。ちなみにこのレースを制すれば父アドマイヤマーズとの父娘制覇も実現するだけに見逃せない。


■文/福嶌弘

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