山本由伸ではなくスクーバルが第1戦先発 ロバーツ監督が明かした決断の理由「さらに先を見据えて」

野球

2026.10.3


山本由伸(c)SANKEI

<2026年10月2日(日本時間3日)ドジャース 前日練習@ドジャー・スタジアム>

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が2日(日本時間3日)、翌日から始まるブレーブスとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)第1戦を前に会見。第1戦の先発にタリック・スクーバルを起用する理由と、山本由伸(28)への高い評価を明かした。

ドジャースは第1戦の先発に、シーズン途中にタイガースから加入したスクーバルを指名。今季ドジャース加入後は10試合に先発して5勝2敗、防御率2.61をマークしている。

ロバーツ監督はスクーバルを第1戦に起用した理由について、地区シリーズだけでなく、その先の戦いまで見据えた判断であることを説明した。

「タリックがこのシリーズで通常の登板間隔で再び投げられる可能性や、その先の戦いを見据えた時にどうなるか、という点がきっかけだったと思います」

さらに「4人の先発陣がいれば誰が投げても問題ない」と、山本、スクーバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーを擁する先発陣への自信を示した。

その中でも、山本に対する信頼の大きさが伝わる場面があった。スクーバルに第1戦先発を伝えた時のことを振り返ったロバーツ監督は「このチームならヨシ(山本由伸)が第1戦の先発を務めるのが当然だと思われがちですし、実際そうですからね」と発言。

スクーバル自身も山本を非常にリスペクトしていたといい、その上で首脳陣の決断と理由を理解してくれたと説明した。

ドジャースは地区シリーズだけを考えて先発順を組んでいるわけではない。

ロバーツ監督は、勝ち進めば日程や登板間隔がさらに複雑になることを想定し、シリーズ序盤で投手に十分な休養を与えることで「後々により多くの選択肢を持てる」と説明した。

第2戦、第3戦の先発については会見時点では発表されていない。MLB公式も、スネルが第2戦に入った場合は山本が第3戦に回る可能性があるとしている。

山本はこの日の前日練習でもキャッチボールなどで調整。矢田トレーナーと体の使い方を確認しながら、一球一球丁寧に投げ込んだ。第1戦をスクーバルに託したドジャース。

地区シリーズ、そしてその先まで勝ち抜くために、豪華先発陣をどう配置するか。3連覇を狙うドジャースが、10月を見据えたローテーションを組み始めている。