2016.11.15
来シーズンにつながる優勝・松平健太、見事な集中力を見せた伊藤 【卓球・オーストリアOP】
松平健太 写真:田村翔/アフロスポーツ
リオ五輪後、日本代表選手が初めて出場するワールドツアーとあって、今年のオーストリアOPはにわかに注目を集めた。男子では丹羽孝希と吉村真晴、女子では伊藤美誠が五輪を終えたばかりのこの時期に、どれだけ集中力を高めて試合に臨めるか。そういった意味で五輪メダリストの"真価"が問われる一戦だったといえるだろう。
そんな中、見事な集中力を見せたのは、伊藤だった。中国人選手やその他の強豪がエントリーしていなかったこともあるが、持ち前の攻撃的な試合運びで他を圧倒。特に決勝では速い展開とバックハンドが冴え、打球の回転に対応できない浜本にたびたび打ち損じが見られた。
試合を終えた伊藤は、「今年に入って一般の部では(ワールドツアー)初優勝なので、すごく嬉しい」と語っている。
男子はリオ五輪組が精彩を欠く一方で松平健太が気を吐いた。試合は最後まで楽な展開ではなかった。強烈な両ハンドドライブが持ち味のカルデラノに対し、しゃがみ込みサーブや持ち前の台上処理、バックブロックなどで地道にポイントを重ねていった松平。他方、カルデラノは終盤になると打ち急ぎなどのミスが目立ち、最終ゲームとなった6ゲーム目にはカルデラノがゲームポイントを握りながら、松平が怒涛の5連続ポイントで勝利を収めた。
一時は日本代表として期待されながらも、シングルスで目立った成績を残せていなかった松平。それだけに今回の優勝は来シーズンにつながる大きなモチベーションになったことだろう。
次戦のITTFワールドツアーはスウェーデンOP(メジャーリシーズ)。首都ストックホルムを舞台に11月15~20日に開催される。
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