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2017.10.01

卓球・日本「攻めきれない5球目攻撃」

平野美宇/Miu Hirano (JPN) 写真:田村翔/アフロスポーツ

 世界の頂点を目指す日本の卓球界は未だ中国のぶ厚い壁に阻まれている。それでもだいぶ背中は見えつつあるが、手が届きそうでなかなか届かない。日本の選手たちからも「追いついたと思ったら離れていく」という話をよく耳にする。日本人選手はタレントぞろいで、特に女子は国内の競争が注目されがちだが、日本と中国の間の力差はどこなのかに目を向ける必要があるだろう。


卓球・日本「立ちはだかるデュースの壁」


攻めきれない5球目攻撃

 卓球には「3球目攻撃」「5球目攻撃」と呼ばれる攻撃パターンがある。サーブをして相手が返してきたレシーブを打つのが3球目、さらに返ってきた球を打つのが5球目にあたる。

 日本の選手たちの対中国戦を見る際、何球目でどちらがどんなミスや得点をするかを記録していると、日本の選手は3球目攻撃で優位に立っても5球目攻撃が甘くなるケースが多いのがわかる。

 例えばオーストリアオープンでの平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園/世界ランク6位)は、中国の顧玉ティン(グ・ユーティン/世界ランク41位)との初戦で、3球目に放ったナイスボールを、より速く厳しいコースに返球され5球目に対応しきれない、あるいは打ちミスをする場面が目立った。

 自分が優位に立ったラリーを得点につなげることができなければ、強敵中国に勝機を見出すことは当然できない。平野はこの試合に負け初戦で姿を消した。

(文=高樹ミナ)

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