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2018.02.24

エース張本智和「どうしても勝ちたかった」ようやく1勝を挙げ息吹き返す<卓球・チームW杯>

張本智和 Photo:Itaru Chiba

 大会2日目を迎えた「チームワールドカップ2018」<2月22~25日/イギリス・ロンドン>は23日、決勝トーナメントの準々決勝を行い、日本の男子代表チームは世界ランク7位のコウ鎮廷率いる香港と対戦。丹羽孝希(スヴェンソン)/上田仁(協和発酵キリン)ペアがフルゲームの末に勝利し、2本目の張本智和(JOCエリートアカデミー)にバトンをつないだ。しかし、攻撃が単調になった張本は前陣速攻のコウ鎮廷の微妙に変化するカウンターやブロックに捕まりストレート負け。初日に続きエース対決に敗れてしまった。

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 だが、自身の取りこぼしは自分でカバーするとばかりに奮起した張本。3本目の上田がストレート勝ちするも、続く丹羽が張本を破った黃鎮廷に3-1で4本目を取られてしまったが、2度目の出番となった張本がゲームカウント1-1で迎えた第3ゲーム、3-8でリードされてから8連続ポイントを奪う猛チャージで流れを引き寄せ、フルマッチにもつれ込んだ香港との勝負に決着をつけた。

 ようやくチームの勝利に貢献できた張本は、「初日の悔しさをぶつけようと今日の試合に臨んだが、第2試合は足が動かずスイッチが入らないまま終わってしまった。初日と同じストレートで負けてしまって、第5ゲームが回ってきた時には『どうすれば勝てるだろう?』ということだけで頭がいっぱいだった」と心境を明かしている。

 また、ベンチの倉嶋洋介監督からは、「おまえが情けない試合をして負けたら、みんな納得がいかないから、負けるにしても本来のプレーをしてこい」と言われ、「上田さんや丹羽さん、大島さんがずっと支えてくれている。ここで負けてメダルが取れなかったら自分だけの責任では済まない。どうしても勝ちたかった」と闘志に火がついたとも話している。

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 初日の試合もそうだったが、この日もフォアハンドをクロスに引っ張り相手のフォア側に集めてしまったボールを読まれ強打される場面が多く見られた。「ゆっくりでもいいから、もう少しストレートへ打てれば」と倉嶋監督は言うが、それというのも相手にアドバンテージを握られた時に慌てて冷静になれないことが響いているようだ。それは第3ゲームの逆転した場面について、「自分でも、なぜあそこから逆転できたのかわからない。とにかく目の前の1球を取って相手のポイントに近づくことだけを考えていた。その結果、連続でポイントできた」と振り返る必死さからも伝わってくる。

 次はいよいよ準決勝へ突入する日本。対戦相手は韓国だ。大会前、「ダブルスも相当練習をやり込んでくるだろう」と丹羽が予想していた韓国に勝てば、待望の決勝の大舞台が待っている。

(文=高樹ミナ)

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