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2018.10.27

石川佳純Tリーグ初登場で木下アビエル神奈川が初戦勝利!

 日本初の卓球新リーグ「Tリーグ」が10月26日、開幕戦3日目の試合を行った。華々しい演出が話題となった両国国技館での開幕2連戦から会場を移し、男子は武田テバオーシャンアリーナ(愛知県)、女子はアリーナ立川立飛で夜19時に試合開始。

 両国国技館のような盛大なオープニングセレモニーはなかったが、男子は岡山リベッツ(岡山県) vs琉球アスティーダ(沖縄県)、女子は(神奈川県)vs日本ペイントマレッツ(大阪市)という好カードで、それぞれ記念すべきTリーグ初戦を戦った。

その結果、勝ったのは岡山リベッツと木下アビエル神奈川。岡山リベッツは勝ち点3、木下アビエル神奈川は勝ち点4を獲得し、延長負けの琉球アスティーダも勝ち点1を獲得している。

<勝ち点システム>
マッチカウント(獲得勝ち点)
4-0(4)
3-1(3)
3-2 延長勝ち(3)
2-3 延長負け(1)

 この日、注目を集めたのは日本のエース・石川佳純の初登場だった。選手入場で名前がコールされると観客の声援がひときわ大きくなる人気ぶり。試合もダブルスとシングルス両方に出場し、ダブルスでは14歳の木原美悠との初ペアで、日本ペイントマレッツの田代早紀/松平志穂ペアからゲームカウント2-1で勝利をもぎ取った。

石川と木原の年の差は11歳。JOCエリートアカデミーで鍛錬を積む木原も将来を有望視される若手の一人だが、石川とは年齢もキャリアの差も大きい。そのため木原は「初戦ですごく緊張してサーブを出す時も手が震えた。でも、石川さんが『自信を持って思い切って』と言ってくれたので、自信を持って最後までプレーできた」と試合後は安堵の表情。これを受けて石川も、「初めてのペアはすごく難しいが、木原さんが1本目ですごくいいレシーブをしてくれたので流れに乗って勝つことができた」と後輩に労いの言葉をかけていた。

 ちなみに最後のポイントを決めたのも木原のナイスレシーブだったが、レシーブ位置につく前、石川が何やら木原にアドバイスするシーンがあった。何を言ったのか試合後、石川に尋ねると「長いサーブが来るかもしれないと言った」とのこと。その言葉通り、長めのサーブに対し思い切って振っていった木原のフォアレシーブは見事に相手コートに突き刺さった。

 一方、少し意外だったのが北京、ロンドン五輪メダリストのフォン・ティエンウェイ(シンガポール)がストレートで負けたことだった。聞けば前夜に日本に到着したばかりでコンディションがいまひとつだったとのこと。さらに出場予定だった加藤美優が右足に違和感を訴えたため、急きょ出場することになったのも影響したようだ。

 男子の試合はTリーグ初のビクトリーマッチにもつれ込む大接戦となった。ビクトリーマッチとは、第1~4マッチを終えてマッチカウント2-2だった場合に行われる延長戦で、わずか1ゲームで勝敗が決まるTリーグの独自ルールだ。この超スピード決着に臨んだのは岡山リベッツの森薗政崇と琉球アスティーダの丹羽孝希。その結果、11-8で森薗が丹羽を下しチームに勝利をもたらした。

この勝負に負けた丹羽は、「2番(第2マッチ)で勝っていい流れだったが、最後(ビクトリーマッチ)は心の準備ができていなかった」と悔しそうな様子。ただし、ビクトリーマッチというシステム自体については「盛り上がったのでいいと思う」と話していた(※コメントはTリーグ発表)。

 なお、開幕戦3日目の観客入場者数はリーグ側の公式発表で、女子のアリーナ立川立飛が1,168人、男子の武田テバオーシャンアリーナは656人だった。開幕戦4日目の27日もこの2会場で男女とも2試合ずつが予定されている。男子の対戦カードはT.T彩たまvs岡山リベッツ(12時~)、木下マイスター東京vs琉球アスティーダ(17時~)。女子は木下アビエル神奈川vs TOP名古屋(12時~)、日本生命レッドエルフvs日本ペイントマレッツ(17時~)という初の組み合わせだ。

<開幕戦3日目 試合結果>
男子:岡山リベッツ 3-2 琉球アスティーダ
第1マッチ:横山友一/森薗政崇 0-2 荘智淵/陳建安
第2マッチ:吉田雅己 1-3 丹羽孝希
第3マッチ:上田仁 3-1 荘智淵
第4マッチ:森薗政崇 3-1 松平賢二
ビクトリーマッチ:森薗政崇 1-0 丹羽孝希

女子:木下アビエル神奈川 4-0 日本ペイントマレッツ
第1マッチ:石川佳純/木原美悠 0-2 田代早紀/松平志穂
第2マッチ:袁雪嬌 3-0 フォン・ティエンウェイ
第3マッチ:石川佳純 3-1 李皓晴
第4マッチ:浜本由惟 3-1 松平志穂

(文=高樹ミナ)

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