NEWS新着情報

2019.01.17

混合D2連覇の伊藤美誠「張本くんとずっと対戦したかった」森薗・伊藤組は国内に敵なし!

森薗政崇/伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba


 今年もこのペアは強かった。
森薗政崇(岡山リベッツ)/伊藤美誠(スターツSC)ペアが1月17日、「天皇杯・皇后杯 平成30年度全日本卓球選手権大会」(以下、全日本選手権)混合ダブルスで優勝。初ペアにして決勝まで勝ち上がってきた張本智和(JOCエリートアカデミー)/長崎美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)を退け、昨年に次ぐ2連覇を果たした。この頂上決戦で森薗/伊藤ペアが許したゲームはわずか1ゲームという圧巻の強さ。ちなみに昨年の同大会から2人が落としたゲームはこの1ゲームだけだ。

全日本卓球選手権大会 トーナメント表

「張本くんとずっと対戦したかった」と試合後の伊藤が明かした。世界ランク男子シングルス3位の実力者は果たしてどんな球を打ってくるのか? 中国人選手をもしのぐその打球を実際に受けてみたかったというのだ。戦ってみた感想は「頭がすごくいい選手。先々を考えて、私がしたいことやすることを読んでいる。なので、どういう風にしてそれをやらせないようにするか。そして自分がやられたとしても、まずはボールを返すことを一番に考えてプレーした」と伊藤。

森薗政崇/伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba


これに加え森薗は張本と長崎のチキータの上手さを挙げ、「自分たちはサーブをいろいろ工夫して、相手に思うようにチキータをさせないようにした。それでも強引にされるなら、相手のレシーブの質をもっと下げるようなサーブを出そうと心がけた。サーブとレシーブは終始、僕たちが主導権を握れたんじゃないか」と伊藤と練った対策の一部を明かした。

 実際、張本は「相手の出だしはさすがの連携で(1ゲーム目は取られたが)、2ゲーム目を取り返し、3ゲーム目が鍵となった。でも自分に簡単なチキータミスが出てしまったので、そこが今日の敗因だと思う」と振り返っている。

張本智和/長崎美柚 Photo:Itaru Chiba


 さて、張本が伊藤と初対戦した印象も気になるところだが、張本は「(昨年11月の)スウェーデンオープンで中国人選手3人に勝った非常に強い選手。どういうプレースタイルなのかは動画でしか見たことがなかったが、(伊藤選手のボールを)受けてみてノータッチを取られる場面もあったし、威力に押された時もあった。男子ダブルスと試合しているような感覚だった」と話している。

また、伊藤のバック表(ラケットのバック面に貼った表ソフトラバー)から繰り出されるナックル系のバックハンドは男子選手にはほぼない球種だが、「(伊藤選手の)バック側に甘く行くとバックプッシュ一撃で点を取られてしまうので、何とかフォアに行きたかったが、森薗さんのコース取りも良くて、なかなか簡単にフォアに行けなかった」とも語った。

戸上隼輔 Photo:Itaru Chiba


 大会4日目の前半は他にジュニア男女の決勝も行われ、男子は世界ジュニア選手権シングルス銀メダルの宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)をフルゲームの大逆転で下したインターハイチャンピオンの戸上隼輔(野田学園高校)が初優勝。女子は昨年の同種目3位の雪辱に挑んだ大藤沙月(ミキハウスJSC)を出澤杏佳(大成女子高)がゲームカウント3-1で破り、こちらも初優勝となった。

(文=高樹ミナ)

  • 1

【関連リンク】

この記事を共有する

関連ワード

最新記事