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2019.04.04

【卓球】張本智和が世界王者・馬龍と予選リーグで激突!<アジアカップ>

張本智和 Photo:Itaru Chiba


 アジアのトップ選手が一堂に会す「ITTF-ATTUアジアカップ」<4月5~7日/横浜>が横浜文化体育館で開幕する。男女シングルスのみで行われるこの大会には今年、アジア諸国の12カ国から男女各16人が参加。日本からは男子の張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、女子の石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)の4人が出場する。

世界ランク上位2名が五輪代表。石川佳純が2ランクダウンで6位、伊藤美誠が7位<卓球・女子 最新世界ランク>

なぜこの4人なのかといえば、まず各協会=各国から出場できるのは男女最大各2人までと限られており、出場選手は4つの出場資格のいずれかを満たしていなければならないからだ。最も優先順位が高いのは前年のアジアカップ優勝者。2018年は男子が樊振東、女子は朱雨玲(ともに中国)が優勝し、今大会にディフェンディングチャンピオンとして出場する。次に優先されるのはアジア選手権の前回大会優勝者。アジア選手権は2年おきに開かれるため前回大会は2017年となり、ここに女子シングルスで優勝した平野が該当する。当時、世界ランク1位の丁寧、同2位の朱雨玲、同5位の陳夢と中国のトップ3を次々と倒した、あの歴史的な大会だ。

現在、世界ランクでいえば9位の平野よりも7位の伊藤美誠(スターツSC)の方が上位にもかかわらず、伊藤ではなく平野がアジアカップに出場するのはそういった理由からである。

 3番目の条件は2019年1月時点の世界ランク上位10位の選手。当時、男子世界ランク3位だった張本と同9位だった丹羽、女子世界ランク3位だった石川はこれに該当する。水谷隼(木下グループ)も当時、男子世界ランク10位に入っていたが、各協会の出場可能人数2人から漏れてしまったというわけだ。

 さて日本人選手の勝機だが、一番の壁となる中国人選手を倒さない限りその芽はない。ちなみに中国からは今回、樊振東と朱雨玲の他、世界王者の馬龍と女子世界ランク3位の陳夢が出場する。とりわけ馬龍は先週のITTFワールドツアー・カタールオープン(プラチナ)男子シングルスで優勝し波に乗る。その馬龍と張本が予選リーグ(第1ステージ)で同じグループBに入った。2人の対戦は昨年6月のITTFワールドツアー・ジャパンオープン以来。この時は張本が男子シングルス準々決勝で馬龍から初勝利を挙げ優勝したが、今回の対戦ではどちらに軍配が上がるか? 最初の大きな見どころとなる。

中国勢以外にもアジアの強豪が揃うアジアカップでは、どの選手も手強く気が抜けない。昨年も大会初日の予選リーグで樊振東に初勝利し大金星を奪った張本が、翌日の決勝トーナメント男子準々決勝で韓国のチョン サンウンに破れ、結局5位に終わった例もある。わずか3日間の短期決戦で何が起こるかわからないのがアジアカップの面白さでもあり怖さと言えるだろう。

 なお、アジアカップの上位3人(優勝、準優勝、3位)には今年10月の男女ワールドカップの出場権が自動的に与えられる他、優勝者は1800ポイントを獲得できる。準優勝は1350ポイント、3位は1170ポイントとなっており、東京2020五輪の代表争いにも影響してくる一戦だ。優勝賞金は1万4,000ドル(約156万円)。

(文=高樹ミナ)


【アジアカップ 出場選手】

<男子グループリーグ>
【Aグループ】
樊振東(中国)
チャンウジン(韓国)
コウ鎮廷(香港)
ゲラシメンコ(カザフスタン)

【Bグループ】
張本智和(日本)
馬龍(中国)
林イン儒(台湾)
アチャンタ(インド)

【Cグループ】
イサンス(韓国)
丹羽孝希(日本)
荘智淵(台湾)
グナナセカラン(インド)

【Dグループ】
アラミアン(イラン)
スパナット(タイ)
ラナシンガ(スリランカ)
アブドゥルワハブ(カタール)

<女子グループリーグ>
【Aグループ】
朱雨玲(中国)
平野美宇(日本)
杜凱キン(香港)
スターシニー(タイ)

【Bグループ】
陳夢(中国)
鄭怡静(台湾)
チョン・ジヒ(韓国)
李皓晴(香港)

【Cグループ】
石川佳純(日本)
フォン・ティエンウェイ(シンガポール)
ソヒョウォン(韓国)
陳思羽(台湾)

【Dグループ】
リン・イエ(シンガポール)
バトラ(インド)
ファラマルジ(カタール)
アシュタリ(イラン)

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