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2019.06.16

平野美宇「去年よりも良かった」世界女王に初勝利ならずも手応え<ジャパンOP>

平野美宇 Photo:Itaru Chiba


 最終日を迎えたITTFワールドツアー・プラチナ「LION卓球ジャパンオープン荻村杯札幌大会」(6月12~16日/北海道立総合体育センター)で16日、女子シングルス準決勝に臨んだ平野美宇(日本生命)が世界卓球2019ハンガリーの同種目で優勝した世界女王の劉詩ブン(中国)と対戦し、ゲームカウント1-4で敗れた。

劉詩ブン戦初勝利もかかっていた平野だが、これで2人の対戦成績は劉詩ブンの7戦全勝となった。なお女子シングルス優勝は2年前のジャパンオープンを制した孫穎莎(中国)、準優勝は劉詩ブン。

ゲーム序盤の主導権を握ったのは平野だった。第1ゲームは得意の両ハンドドライブが炸裂。クロス、ストレートへと見事にコースを打ち分け劉詩ブンを圧倒する。第1ゲームを先取した平野は続く第2ゲームも最初のポイントでロングサーブを決め勢いに乗るかに見えたが、形勢は徐々に逆転していった。

きっかけは劉詩ブンの戦術変更だ。「(順横回転だったサーブを)2ゲーム目から巻き込みサーブに変えてきて、自分の対応が遅れた」と言う平野は劉詩ブンの巻き込みのフォア前サーブに対し、レシーブミスを連発。フリックなどの台上プレーにもミスが出て武器である高速ラリーに持ち込むことができず、第2、3、4ゲームをあっさり落としてしまった。

第5ゲームにはようやく反撃に出て先にゲームポイントを握ったものの、そこから逆転を許して万事休す。今大会ここまで中国人選手との対戦がなかったとはいえ好調をキープし、日本勢で唯一、最終日まで勝ち上がってきたが、決勝進出と劉詩ブンから待望の初勝利を挙げることは叶わなかった。

試合を終えた平野は「相手が戦術を変えてきた時にどう対応するかの判断が遅い」「レシーブがうまくいかなかったので、4ゲーム目のタイムアウトで変えようとしたが、それでもうまくいかなかった」などと語り、対中国人戦での戦術転換のスキルを磨いていく必要性を改めて課題に挙げた。

平野美宇 Photo:Itaru Chiba


 だがその一方では、5月から続いたアジア3連戦で手応えもつかんだ。中国オープン、香港オープン、ジャパンオープンのうち香港オープンとジャパンオープンで本来のタイミングを取り戻し、試合をコントロールすることで女子シングルス4強入り。平野自身もその点は励みになっているようで、「3連戦全体を通して見れば去年よりも良かった」と話し状態は上向きだ。

平野の次戦は7月2日に開幕するITTFワールドツアー・韓国オープン(7月2~7日/釜山)。女子シングルスに加え女子ダブルスでは女子世界ランク13位の芝田沙季(ミキハウス)と初ペアを組む予定だ。

(文=高樹ミナ)

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