2019.07.23
【卓球】出場するだけで400ポイント。五輪選考レースを左右するT2ダイヤモンド
左上から石川佳純、伊藤美誠、平野美宇、加藤美優
新たな国際大会として注目を浴びた今回のT2ダイヤモンド<マレーシア大会 7月18~21日/ジョホールバル>。ワールドツアー成績上位15名と開催国枠1名の計16名(男女計32名)のみが参加でき、独自のランキングポイントのシステムにより、東京五輪選考レースとしても重要な位置付けとなる大会であった。
2020 東京オリンピック男女日本代表候補選手選考基準
世界ランクを決めるランキングポイントは、基本的に1年間という有効期間内での成績の良い8大会分のポイントの合計によって計算される。ただし、T2ダイヤモンドは特別で、それら8大会には数えずに、ボーナスポイントとして別に加算されるのだ。
T2ダイヤモンドのポイントは、
優勝:1000
準優勝:800
3位:700
4位:600
ベスト8:500
ベスト16(初戦敗退):400
となっており、出場するだけで400ポイントが確約される。
T2ダイヤモンドは、今回のマレーシア大会の他、中国大会(9月26~29日)、シンガポール大会(11月21~24日)が行われ、3大会に出場すれば最低でも1200ポイントのボーナスを得ることになる。「世界選手権(個人戦)ベスト16」に相当するポイントが、基本の8大会とは別にプラスされるのだから、かなりのアドバンテージと言えるだろう。
今シーズンのワールドツアーに出場した選手たちから「ツアーで結果を残して、T2ダイヤモンドに出ることがひとつの目標」というコメントが何度か聞かれたのも、このためだ。
例えば、T2ダイヤモンド・マレーシア大会に出場した日本女子4選手のランキングポイント(7月発表)を見てみると、上位3選手の差はわずかであり、今大会のポイントの有無がどれだけ重要かがよくわかる。
6位 石川佳純 13608
7位 伊藤美誠 12735(石川との差:873)
9位 平野美宇 11965(伊藤との差:770)
22位 加藤美優 8274(平野との差:3691)
中国選手の不参加により、繰り上げで今大会に出場となった石川佳純としては、初戦敗退とはいえ、得られない可能性があったボーナスポイントを獲得できたことは大きかったに違いない。一方、同じく繰り上げ出場で4位と健闘した加藤美優は、他3選手よりも200ポイント多い600ポイントを獲得した。3000ポイント以上の差があるランキングポイントを考えると決して大きいとは言えないが、今大会で得られた自信はそれ以上の価値があるはず。五輪出場へのわずかな可能性に向けて、後半戦で巻き返していけるだろうか。
次なる国際大会は、ワールドツアー・ブルガリアオープン<8月13~18日/パナギュリシテ>。T2ダイヤモンドに出場した7名を含め、多数の日本のトップ選手が参戦予定となっている。
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