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2019.09.14

前回覇者の平野美宇が再びハリケーンを起こせるか!?<アジア卓球選手権大会 みどころ>

2017卓球アジア選手権 平野美宇 女子シングルス優勝の瞬間 写真:ZUMA Press/アフロ


 アジア諸国が一堂に会する卓球の「アジア選手権2019インドネシア」が9月15日、ジャワ島の中心部にあるジョグジャカルタで開幕する。開催期間は22日までの8日間。アジア選手権は2年おきに開かれる大会で、前回の2017年には当時17歳で世界ランク11位だった平野美宇(日本生命)が女子シングルス優勝。世界ランク1位の丁寧を筆頭に同2位の朱雨玲、同5位の陳夢ら中国のトップ3を相次いで倒す快進撃を飛ばした。この時に「ハリケーン」の異名を取った平野は今大会も代表メンバーに入っており、再びハリケーンを起こせるかに注目が集まる。

<出場選手> ※WR=世界ランク
●男子団体戦・シングルス
張本智和(木下グループ/WR5)
吉村和弘(東京アート/WR34)
吉村真晴(名古屋ダイハツ/WR60)
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園/WR84)
神巧也(T.T彩たま/WR92)

●女子団体戦・シングルス
石川佳純(全農/WR8)
平野美宇(日本生命/WR9)
佐藤瞳(ミキハウス/WR19)
加藤美優(日本ペイントホールディングス/WR25)
芝田沙季(ミキハウス/WR27)

●男子ダブルス
宇田幸矢/吉村和弘、吉村真晴/戸上隼輔(野田学園高校)

●女子ダブルス
平野美宇/石川佳純、芝田沙季/佐藤瞳

●混合ダブルス
宇田幸矢/加藤美優、戸上隼輔/芝田沙季

女子シングルス決勝で陳夢を破った平野美宇 写真:ZUMA Press/アフロ


アジア選手権は男女団体戦、男女シングルスおよびダブルス、混合ダブルスの5種目で行われる。男女団体戦はシングルスのみで3選手が出場し、先に3勝したチームが勝ちとなる。要は世界卓球団体戦と同じABC-XYG方式だ。

本来の実力からいえば団体戦メンバーに入るはずの水谷隼(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、伊藤美誠(スターツ)が不在のため、今回は普段あまり見られないメンバー構成となった。そのぶん見応えのある展開も予想される。

男子は若きエース張本の肩に勝敗がのしかかることは必至だが、ムードメーカーの吉村兄弟やチームのまとめ役の神、JOCエリートアカデミーの先輩である宇田らが最年少の張本を支え盛り立てることだろう。ただ今大会に関しては日本のチームランクが中国、韓国、チャイニーズタイペイに次ぐ4位のため、ドロー次第では準決勝でチームランク1位の中国とあたる可能性もある。その中国は許キン、樊振東、林高遠、梁靖崑、王楚欽という強力なベテランと若手の混成チームを組んできた。

 一方、女子はチームランク2位で、同1位の中国とは決勝まであたらないドローだが、その前に香港や韓国、チャイニーズタイペイ、北朝鮮といった強豪が立ちはだかる。
中国と日本が決勝まで勝ち上がっていった場合には両者の金メダル争いになるわけだが、中国は今大会に丁寧、劉詩雯、陳夢、王曼イク、孫穎莎というフルメンバーを送り込んできた。日本が厳しい戦いを強いられるのは言うまでもないが、何が起こるかわからないのが団体戦だ。キャプテンの石川を中心とした日本のチーム力に期待したい。

 チームジャパンとしての成果もそうだが、もうひとつの見どころは男女シングルスだろう。目下、東京2020五輪の激しい代表選考レースを戦っている選手たちは、今大会で自身のポイントを稼ぐことも大きな目的。

特に世界ランクが拮抗する女子は日本人2番手の石川と3番手の平野はもちろん、それに続く佐藤、加藤、芝田も虎視眈々だ。日本男子トップの張本も2番手の水谷や3番手の丹羽のいないこの大会で少しでも多くポイントを稼ぎたいところ。ちなみにシングルスで優勝すると1800ポイント、準優勝には1350ポイントが与えられる。以下3位は1170ポイント、4位は1080ポイントを獲得できる。

 その他、ダブルスも初めて組むペアが多く意外なコンビネーションを楽しめそうな今回のアジア選手権。あっと驚く結果も飛び出すかもしれない。

(文=高樹ミナ)

女子シングルス準決勝で朱雨玲を破る平野美宇 写真:ZUMA Press/アフロ

女子シングルス準々決勝で丁寧を破る平野美宇 写真:ZUMA Press/アフロ

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