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2019.12.20

水谷隼が腰痛悪化で最終選考会を欠場【世界卓球2020 日本代表最終選考会】

水谷隼 Photo:Itaru Chiba


 東京2020五輪の前哨戦となる「世界卓球2020韓国(団体戦)」<2020年3月22~29日/釜山>の日本代表最終選考会が12月21日、宮城県仙台市にあるカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開催される。

この大会は「LIONカップ 第24回卓球ジャパントップ SENDAI」を兼ねたもので、最終選考会が第1ステージ、翌22日がファイナルステージに位置づけられる。ファイナルステージでは最終選考会の男女1位通過選手と2位の選手が翌日、日本選手で世界ランクトップ・2位の選手とのトーナメント方式で対戦。男女それぞれの優勝者を決める。その名の通り日本のトップクラス12人が出場する毎年人気のイベントだ。

その中でも4大会連続五輪出場を目指す水谷隼(木下グループ)が19日、最終選考会への欠場を表明した。理由は腰痛悪化。日本卓球協会の公式サイトに掲載された。先週、伊藤美誠(スターツSC)とのペアでミックスダブルス銀メダルを獲得したITTFワールドツアー・グランドファイナルの激闘で、長らく痛めている腰に負担がかかったようだ。

水谷隼 Photo:Itaru Chiba


 水谷もある程度それを承知でグランドファイナルを戦った。特に世界ナンバーワンペアの許キン/劉詩ブン(中国)との決勝には力を入れ、それまで装着していた負担軽減のためのウエストベルトを外し、満身創痍で強敵にぶつかって行った。その結果、5ゲームマッチで2ゲームを先取し、あと一歩のところまで相手を追い詰めたが、3ゲーム目から逆転され金メダルを逃した。

決勝直後、「決勝戦なのでもう限界まで行くぞというようなつもりで、リミットを外して頑張った」と語った水谷は、「本当に一生懸命やって腰がもう砕けました。限界を超えたかな」と腰の状態について話していた。この時点で最終選考会への出場について尋ねられると、「まだ未定ですね」と答えていた。

 近年は腰痛のせいで練習もままならず、最近は試合での自身のプレーに首をかしげることがあるという。グランドファイナルで言えば、例えばミックスダブルス決勝の最終ゲーム8オールの場面。回り込んで打った渾身のフォアハンドストレートがネットにかすってオーバーミスとなったが、「あれが最近、入らないんですよね。本当に若干、数ミリのミスが多い。自分の感覚では間違いなく入ったなと思うボールが入らないんです」と水谷は嘆く。たた一方でブロックの反応が良く、「自分で自分がすごいなと思って」と笑顔ものぞかせていた。

 東京2020五輪のシングルス代表争いに敗れ、張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)に次ぐ団体戦代表の3人目に推薦されるのを待つ水谷は、もし代表に選ばれたら、伊藤とのミックスダブルスに「一番金メダルの可能性がある」と悲願成就の道を見出している。ミックスダブルスは男女代表各3人の中で1組ペアが決まり、年明け1月6日にシングルス(個人戦)および団体戦ともに内定者が発表される。

それまで水谷は気の休まらない年越しを過ごすことになるが、今はまず休養を取り快復に専念するのみである。

(文=高樹ミナ)

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