
女子日本代表 PHOTO:Getty Images
<2026年10月19日〜25日 アジア卓球選手権2026 @ウズベキスタン・タシケント>
卓球のアジア選手権が25日に閉幕した。全7種目で争われた今大会は、中国が金メダル4個、日本が金メダル3個を獲得。
中国は男子団体、男子ダブルス、女子シングルス、女子ダブルスを制した一方、日本は女子団体、混合ダブルス、男子シングルスで頂点に立った。
長年アジア卓球界をけん引してきた中国。その中国メディアは、今大会の結果をどう受け止めたのか。
中国の『文匯報』は26日、主力選手を欠いた中国が4冠を獲得し、日本が3冠を手にしたことを伝える大会総括記事を掲載した。今大会の中国は、王楚欽、孫穎莎、王曼昱ら中心選手が不在。若手選手に大舞台での経験を積ませる狙いもあった。
『文匯報』は、中国が4冠を獲得した結果を若手育成の成果として評価。男子シングルスでは19歳のカットマン・李天陽が決勝まで勝ち進み、女子シングルスでは22歳の陳熠が優勝したことを取り上げた。
しかし、中国が敗れた3つの決勝はいずれも日本との対戦だった。
女子団体決勝では、日本が中国を3-2で撃破。橋本帆乃香(デンソー)が陳熠と王芸迪から2勝を挙げ、張本美和(木下グループ)も陳熠を破り、金メダルを獲得した。
混合ダブルス決勝では、松島輝空(個人)/張本美和ペアが中国の黄友政/陳熠ペアに3-2で勝利。日本勢として5年ぶりの優勝を果たした。
そして男子シングルス決勝では、張本智和(トヨタ自動車)が中国の李天陽にゲームカウント0-2から逆転勝利。日本男子として長谷川信彦以来、52年ぶりとなるアジア選手権2大会連続優勝を達成した。
中国のスポーツ評論記事でも、この3種目の敗戦が取り上げられている。
中国メディア『鳳凰網』に掲載された評論記事は、若手中心の布陣で4冠を獲得したことを評価する声がある一方、日本勢の成長や中国の次世代選手層を懸念する意見もあると紹介した。
もっとも、中国は女子シングルス決勝で陳熠が張本美和に3-0で勝利。女子ダブルスでも蒯曼/王芸迪ペアが張本美和/早田ひなペアを3-1で破り、金メダルを獲得している。
中国メディアの報道からは、若手の成長を評価する見方と、日本勢の競争力を改めて認識する見方の両方が浮かび上がった。
※参考:中国『文匯報』および『鳳凰網』掲載の2026年10月26日付報道
【各種目結果】
●男子団体
金メダル:中国
銀メダル:韓国
銅メダル:日本、台湾
●女子団体
金メダル:日本
銀メダル:中国
銅メダル:韓国、台湾
●男子シングルス
金メダル:張本智和(日本)
銀メダル:李天陽(中国)
銅メダル:郭冠宏(台湾)、温瑞博(中国)
●女子シングルス
金メダル:陳熠(中国)
銀メダル:張本美和(日本)
銅メダル:蒯曼(中国)、王芸迪(中国)
●男子ダブルス
金メダル:林詩棟/黄友政(中国)
銀メダル:温瑞博/袁励岑(中国)
銅メダル:パン/クエック(シンガポール)、黄鎮廷/陳顥樺(香港)
●女子ダブルス
金メダル:蒯曼/王芸迪(中国)
銀メダル:張本美和/早田ひな(日本)
銅メダル:陳熠/姜依依(中国)、大藤沙月/長崎美柚(日本)
●混合ダブルス
金メダル:松島輝空/張本美和(日本)
銀メダル: 黄友政/陳熠(中国)
銅メダル:デサイ/ゴルパデ(インド)、パク・ギュヒョン/パク・ガヒョン(韓国)
