カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2026618日 放送

新たに生まれ変わる
ウミオス"リボーン戦略"

  • Umios 会長 (いけみ まさる)

140年以上の歴史を持ち、国内水産業で売上トップの1兆円企業マルハニチロは2026年3月に社名を「ウミオス」へ変更した。さらに、本社を豊洲から高輪ゲートウェイシティへ移転し、生まれ変わる覚悟を内外に示した。「今変わらなければ我々に未来はない」と力説する改革の旗手・池見に、新しく生まれ変わる大規模改革の意図と、水産業の展望を聞く。

社長の金言

  • 互いの強みを「掛け算」してこそ、真の統合
  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • スタジオ完全版

    スタジオ完全版

放送内容詳細

脱!縦割り組織 新たな事業が生まれる会社に

ウミオスの前身マルハニチロは、2007年にマルハとニチロという大手水産会社2社の統合により誕生した。強者同士の統合ゆえに、旧マルハ派・ニチロ派のバラバラ感は否めなかったと言う。そうした経緯を見てきた池見が、この分断を解消すべく行ったのが、今回の本社移転だ。新本社は広いフリースペースが多く、開放的なオフィス空間に生まれ変わった。部署の垣根を超え、コミュニケーションが生まれやすくすることが狙い。そんな新オフィスで「ワイガヤBar」というイベントも実施している。社員が集まる飲み会で、ある部署が仲良くなりたい部署を招待して開催される。お酒を飲みながら商品の試作品をつまんで意見交換したり、新規事業について気さくにアイデアを交わしたりと、社内交流の活性化につながっている。

時代に合わせた商品開発力を鍛える

マルハニチロから「ウミオス」に社名を変えたことを機に、仕事のやり方も見直そうと社内改革にも取り組む。例えば、商品開発の手法も一変させた。商品開発の部署だけではなく、他部署の社員や、その家族までも巻き込んでいくという手法だ。開発部門以外のスタッフや、社員の家庭で新商品やリニューアル商品を試食してもらい、フィードバックを集める調査を実施。消費者目線のリアルな声を開発現場に持ち込み、今までにない発想と新商品開発につなげたいと言う。

養殖ビジネスで原料調達の可能性を広げる

海水温の上昇や乱獲等を理由に天然魚の漁獲数は年々減少している。そんな中、ウミオスが力を入れているのが養殖技術の研究だ。養殖のいけすを魚に適した水温になる深さまで沈める「沈下式いけす」の技術を導入している他、高めの海水温にも強い「スギ」という魚の養殖も始めた。元々、水温が高い沖縄などでしか食べられていなかったマイナーな魚だが、生でも加熱しても美味しく食べられると評判だ。ウミオスは2024年からスギ養殖をスタート。2027年までに500トンの生産体制を整える計画だ。

ゲストプロフィール

池見 賢

  • 1957年兵庫県出身
  • 1981年京都大学 卒業
  • 1981年大洋漁業(マルハ) 入社
  • 2014年取締役 就任
  • 2020年社長 就任
  • 2026年会長 就任

企業プロフィール

  • 売上高:1兆786億円(25年3月)
  • 従業員数:1689人
  • 創業:1880年(前身のマルハ)
  • 2007年 マルハとニチロが経営統合
  • 2026年 マルハニチロからウミオスに社名変更

金原ひとみの編集後記

金原ひとみ

 食べるのは好きなのに、魚の置かれている環境については、あまり考えたことがなかった。地球温暖化や乱獲の問題も、そこまでとは思っていなかった。
 畜産と違い、生きる場所が違う魚の研究は、気が遠くなるような道のりだったに違いない。だがしかし、池見さんはその過程について、試行錯誤について、朗らかに語ってくれた。
 刻一刻と変化する海の環境と向き合い続け、消費者の食卓のため、水産の未来のため、変わることを恐れるのではなく楽しみながら、新しいことに挑戦し続けるウミオスの姿は、変化に慄く全ての人の心の支えになるだろう。

変化に向き合い、変化を続ける

金原ひとみ

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