日経スペシャル ガイアの夜明け

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2024年3月8日 放送 第1105回

ふるさとを諦めない!〜震災から13年 復興への道〜

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東日本大震災から13年。福島第一原発にほど近い、福島・浪江町は、いまも帰還困難区域が町の75%を占める。現在の住民は2000人あまり。震災前と比べると10分の1にまで減ってしまった。あまりに長い避難生活・・・かつての住民は「家も土地も手放してしまった」と、諦めの声を漏らす。そんな浪江町に再び人を呼び戻そうと、最先端の巨大工場が稼働した。製造するのは"世界最大級の木造建築物"を支える重要なパーツ。「いまだからこそ、世界に福島の力をアピールしたい」。ふるさとを復興させるため立ち上がった、福島の挑戦者たちを追う。

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内容詳細

「福島の杉を世界中の人に!」復興に向けた浪江の新たな挑戦

浪江町で100年以上の歴史ある製材所、朝田木材。その4代目社長の朝田英洋さんは「なんとか浪江に戻ってこられて、また商売ができる」と、避難指示解除後、いち早く浪江に戻り事業を再建してきた。その朝田さん、今もう一つの顔がある。それが、2023年に浪江で本格的に稼働した「ウッドコア」の取締役。主力商品は、耐火・耐久性が通常の木材よりも優れた「大断面集成材」。近年、脱炭素の観点から注目される中・大型木造建築の部材として使われている。実は良質の杉がとれ、国内4位の森林面積を誇る福島。しかし3・11以降は、森林が手付かずになり荒れ放題。その福島の杉を有効活用することが、浪江の復興につながると考えたのだ。そんな「ウッドコア」の朝田さんの元に、全長2km、完成すれば世界最大級の木造建造物となる大阪・関西万博の「リング」の部材製造の話が舞い込んだ。木と木を組み立てる工程で作られるため、1つ1つの集成材に高い精度が求められる。万博までは残り1年。福島・浪江の熱い思いが籠ったリング作りがいよいよ始まった。

“イチエフ”はいま・・・現実を伝え続ける東電マン

2011年3月、未曾有の事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所。そこにやってきた1台のバス。降りてきた乗客の眼の前に現れたのは、水素爆発を起こし、壊れ果てた原子炉建屋。その距離約100メートル。これは福島の住民に向けた廃炉の現状を見てもらう視察会。案内するのは東京電力の木元崇宏さん。原発のリスク情報や廃炉の現状を伝える専門職だ。入社以来、一貫して東電で原子力畑を歩んできた木元さん。2011年の震災を福島第二原発で迎えた。「絶対大丈夫だと信じていた原発が事故を起こし、価値観が崩れた」という。そして、現在の仕事を通して「包み隠さず、ありのままの福島第一原発の廃炉の現状」を伝えることが自身の責任のとり方だという。一方で、廃炉の現場では様々なトラブルが起きていた・・・。その時、木元さんが胸に抱いた思いとは?世界でも類を見ない、原発事故の廃炉作業。その途方もない道のりを伝え続ける東電マンの姿を追う。

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