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2024年3月22日 放送 第1107回

ニッポンの物流を守れ!~2024年危機の舞台裏~

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いまや生活には欠かせなくなったネット通販。コロナ禍に利用者が急増した結果、家庭に届けられる宅配荷物は年間50億個以上に膨れ上がった。即日配送サービスや「送料無料」サービスで消費者の利便性が高まる一方、再配達が頻発するなど配送ドライバーの仕事量は大幅に増えている。そんな物流業界がいま、危機を迎えていた。これまで人手不足や長時間労働が常態化していたことから猶予されてきた運送業だが、今年4月からは「時間外労働の上限規制」が適用されることに。労働時間を短縮すれば、運べる荷物も減少してしまうため、「物流2024年問題」として懸念されていて、「2030年度には今の荷物量の34%が運べなくなる」という試算も...。企業間物流で最大手のセイノーホールディングスは、「働き方改革」と「大量物流」の両立を目指して、これまでのオペレーションを一気に見直そうと奔走していた。しかし、改革の真っただ中に能登半島地震が発生してしまった。日本の物流は支えられるのか、激変する運送業界の最前線に密着した。さらに、消費者に荷物を届ける宅配業者の戦いを追った。

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内容詳細

ニッポンの物流“大動脈”を変革する! セイノーホールディングスの挑戦

西濃運輸を中核とするセイノーホールディングスは“物流の大動脈”と呼ばれる企業間物流で、業界ナンバーワンのシェアを誇る。そのオペレーションを担う運行部では、ドライバーの働き方改革が進められていた。長年の課題だった福岡―愛知間の往復3日の長距離便の終了を決断。この長距離便を担当してきた中原さん(47歳)のラストランに密着し、働き方の変化を見つめた。一方、運行部で北陸発着のルートを統括するのが駒井さん(44歳)。ドライバーの労働時間を減らすため、北陸エリアでの物流の効率化を図ろうと、運行ルートを編成する「金沢集約プラン」の策定を急いでいた。4月まで残された時間はわずか。苦悩が続いていたなか、能登半島地震が発生。被災地の物流を支えるために奔走しながら、働き方改革に挑んでいた。日本の物流を絶やさず、ドライバーの健康を守れるのか。

“ラストワンマイル”を担うドライバーを守ろうと立ち上がった革命児!

今回の働き方改革で、取り残された問題がある。物流の末端「ラストワンマイル」とも言われる、配送拠点から消費者の元に荷物を届ける最後の配達区間だ。この区間を運ぶ軽貨物ドライバーの多くが個人事業主。「時間外労働の上限規制」が適用されない存在だ。ネット通販の普及で荷物は増える一方、配送単価は低く、人手不足で長時間労働が蔓延。交通事故も急増している。そんな中、軽貨物ドライバーを守ろうと動いていたのが、軽貨物専門の運送会社・北商物流だ。立ち上げたのは、かつては大手の委託ドライバーだった瀬戸口社長(43歳)。モットーは「この仕事を家族に誇れる仕事にすること」だ。軽貨物ロジスティクス協会の理事長に就任し、「モノ言う運送屋」として業界改革に奔走する瀬戸口社長は、安全運転研修やマナー講習を開催したり、末端の運送業の付加価値を高める新たなビジネスを始めたり、様々な対策を講じて軽貨物ドライバーの地位向上を図っていた。物流のラストワンマイルを担うドライバーに密着。業界を守る戦いを追う。

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