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2024年6月28日 放送 第1121回
進まぬ復興 その真実
内容詳細
止まらない廃業、そして人口流出・・・瀬戸際に立たされる能登
珠洲市のタクシー業者、スズ交通。車両が津波に流され、3月に廃業した。そんな事業所に一人残り電話番をしている人がいる。元運転手の白木憲一さん。高齢者が多い珠洲では通院や買い物にタクシーは必要不可欠。廃業したとは知らずに送迎の依頼が毎日のようにくる。時には高齢者のために自家用車で無料の送迎もしているという。「お客さんに恩があるからここにいる」。しかし、スズ交通のように需要はあっても廃業に追い込まれる事業者は後をたたない。奥能登4市町では、6月時点で110超の事業所が廃業。避難していて連絡が取れない事業所もあり実態はもっと多いという。
事業継続意欲を失う前に・・・大事なのは金融機関の初動対応
そんな能登で人々の生業を取り戻そうとしているのが、創立100年以上の「のと共栄信用金庫」だ。4月から輪島支店を任されている堂角清志支店長。融資先一軒一軒に連絡をして事業者の状況把握を急いでいた。そんな堂角さんが気にかけている融資先の一つが、去年、多額の融資を受けてオープンしたばかりのベーグル店。しかし、震災で店舗前の崖が崩れ、立ち退きを余儀なくされる可能性があるという。店舗再開の目途は経たず、貸付金の返済が止まったままに・・・堂角さん、金融機関として、事業存続のための支援を打ち出そうと奔走する。
被災者向けの補助金・・・活用されないワケは?
被災した中小企業などを支援する「なりわい再建支援補助⾦」。しかし、被災者の間では「なりわい補助金は難しい」と申請に諦めムードが漂う。その理由は、必要書類や申請条件にある。中でも足かせとなっているのが必要書類の1つ見積書だ。そこには、工務店に課せられる負担と準備に時間がかかる問題があった。この補助金申請を支援しようと、のと共栄信金のチームが立ち上がった。果たして、難題をクリアし能登の復興スピードをあげることはできるのか。
珠洲の解体業者が向き合う「公費解体」のリアル
能登半島地震で倒壊した輪島市のビル。震災から半年が経とうといういまも、解体が進まず放置されている。一体、なぜなのか・・・。震度6強を観測した珠洲市で解体業を営んでいるのが柳和彦さん。地震で自宅が全壊。娘が住む金沢に避難することも考えたが、生まれ育った街を捨てることはできなかった。被害を免れた重機に乗り、地震翌日から最前線に立ち続けている。そこで見えてきたのは、「公費解体」のスピードが上がらない理由と、地元に根ざした解体業者だからこその“葛藤”だった。来年10月までに公費解体を終えるという計画だが、果たして・・・。
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2025年4月28日










