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2024年8月23日 放送 第1128回
物価高に挑む~激安店と高級店~
終わりの見えない「物価高騰」。歴史的な賃上げが広がっているものの、物価を反映した「実質賃金」は過去最長26カ月連続マイナスとなっていた。さらに、秋以降も値上げラッシュが見込まれていて、生活は苦しくなるばかり。そうした中、話題の激安スーパー「トライアル」が、24時間営業の"コンビニ型店舗"の出店を進め、お得な総菜の開発を急いでいる。一方、"和のこだわり商品"が人気の高級店「久世福商店」は、物価高の波に押され一度は値上げを行うも、「客離れ」により方針転換。一斉値下げに踏み切った。そして今、新たに"都市型小型店"をオープンさせ、客層の拡大を図っている。"新たな需要"を模索しながら、生き残りをかけて奮闘する舞台裏に密着する。
内容詳細
激安スーパー「トライアル」がコンビニ型店舗で勝負!299円「レンチン商品」開発に密着
年商7100億円以上、グロース市場に上場すると時価総額トップに躍り出た、話題の激安スーパー「トライアル」。生鮮をはじめ惣菜や日用品などを揃えた郊外型の大型スーパーを中心に全国300店舗以上を展開している。豚肉100g99円、三元豚のロースカツ重は299円と、どれも激安。それを可能にしているのは、買い物をしながら商品を購入できる「レジカート」など、得意の“IT技術”を駆使した効率化による人件費削減だ。そんなトライアルが物価高の今、新たな挑戦を進めている。それが、都市部で24時間営業のコンビニのような小型店「トライアル ゴー」だ。現在、福岡を中心に実証実験を始めていて、今年、関東にも初出店を果たした。従来店舗の30分の1程の大きさだが、精肉や寿司売り場を充実させ、惣菜や弁当はスーパー並みの品揃え。その責任者が、入社5年目の廣石財さん。「これまでになかった店だからこそ、やってみないと分からない事が沢山ある。とにかく挑戦を続ける」と、話す。今年7月、マンションが多く立ち並ぶ住宅街に、「トライアル ゴー」の出店が決まった。しかも、大手コンビニと弁当チェーンの間、というこれまでに無い激戦区。“目玉商品”が鍵を握ると考えた廣石さんは、元料理人で、食品開発責任者の大塚長務さんに新商品開発を依頼。「共働きの女性や単身者向けに、味付けした生肉をレンジで温めてできる“新発想のプルコギ”を作る。しかも、価格は300円以下」と、意気込む。しかし、そこには大きな試練が・・・。商品開発と新店舗オープンまでの奮闘に密着する。
“こだわり”が人気の高級店「久世福商店」が進める“お得戦略”と“新たな需要発掘”
全国に150店舗以上を展開する「久世福商店」。店内には、全国のメーカーと共に開発した“和のこだわり商品”が、約1000種類並んでいる。例えば、3種類の柑橘類と瀬戸内の藻塩を使った「塩ポン酢」は480円。ご飯のお供「土佐の赤かつお」、799円は、高知の老舗鮮魚店が鰹を秘伝のタレで炊き上げた逸品だ。価格は高めだが、ここでしか買えない商品に、年配の女性客を中心に人気を博している。久世良太社長は、「今、価格に注目するのは当然だと思うが、こういう時こそ、“新たな価値”で勝負する」と、話す。その一手として、今年7月、町田駅に隣接するマルイの一角に、初の“都市型小型店”を出店する事を決断した。ターゲットは、今まで取り込めていなかった若年層。社運をかけたプロジェクトのメンバーの中で、商品開発を担当するのが、入社7年目の小倉未帆さん。「若い世代に刺さる、新たな付加価値をつけた限定商品を開発したい」と、動き出す。若者にも手が届く“お得商品”や、新たな価値観を反映させた新商品の開発をオープンまでに間に合わせられるのか。そして、狙いの客層の拡大は成功するのか。物価高に翻弄される高級店の挑戦に密着する。
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2025年4月28日










