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2024年9月6日 放送 第1130回
続・病院を再生せよ!〜市民のための医療へ〜
内容詳細
医師大量退職問題で患者激減… 再生に挑む院長のその後
長年、市民の健康を見守り続けてきた滋賀県の市立大津市民病院。しかし一昨年、業績不振を理由に人員の削減や交代などを一方的に迫られたと外科医らが反発。それを端緒に23人の医師が退職した。こうした中、病院の再生を託され、就任したのが院長の日野明彦さんだ。日野さんは脳神経外科医で、臨床一筋のスペシャリスト。「誰かが何とかしないと」。重責を引き受けた。しかし困難の連続だった。騒動を受け、患者数は激減。過去最大となる15億円の赤字(医業収支)に陥った。いかに地域の信頼を取り戻し、経営を軌道に乗せられるか―。
地域の信頼を取り戻せ! “待つ”から“攻める”病院へ
患者が来院するのを待つのが従来の病院だ。しかし、日野さんは「こちらから積極的に地域に出向いていく」と意気込む。地元自治会の月に一度の会合。一連の問題を受け、病院への不信を完全に払拭できたわけではない。市民と膝を突き合わせて、まずは取り組みを知ってもらう。4月からは訪問診療も始めた。これまでは主に地域の診療所が担ってきた。開業医が不慣れな、より専門的な治療を要する患者のもとへ専門医を送り込む。全国的にも珍しい試みだ。さらに、病院独自でドクターカーを導入。一刻を争う救急現場にいち早く駆け付け、特別編成された医療チームが初期治療に当たる。「応急処置がメインの救急車の一歩先を行く取り組み」だという。いずれも、地域医療の充実に向けた“攻める病院”のカタチだ。
若手・脳神経外科医着任 初・女性副院長誕生
医師の大量退職後、脳神経外科の外来・手術を1人でこなしてきた日野さん。母校である京都府立医科大学に医師の派遣を要請し続け、去年10月、ようやく1人の脳神経外科医が着任した。卯津羅泰徳さんだ。卯津羅さんは33歳と若い。手術では卯津羅さんに積極的にメスを握らせ、自らは助手としてフォローに入る。実戦を通して学ばせていくのが日野さん流だ。一連の問題では、近隣の病院に患者が流れた。地域の信頼を取り戻すためにも、「超一流の臨床医に育て上げる」と誓う。一方、「辞めると病院が崩壊しかねない」と退職を思い止まった医師たちもいる。そのひとりが麻酔科の橋口光子さんだ。春、橋口さんは120年以上の病院の歴史の中で、初の女性副院長に就任した。今、地域の小児外科医と組んで新たな取り組みに挑んでいる。
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2025年4月28日










