イギリス・ロンドンでひときわ賑わう高級セレクトショップがある。若者が手にしていたのは、真っ黒なTシャツやズボンだ。その売り場には「BLACKYOTO」の文字が...お客の視線を集めるこの鮮やかな黒い洋服こそ、実はニッポンの伝統技術で作り上げられたものだ。この黒染めの技術を持つのが、京都市で100年の伝統を受け継ぐ「京都紋付」だ。日本で唯一鮮やかな黒染め技術を持つが、着物の需要が減少し、生産量は最盛期の20分の1まで落ち込んだ。現在は、洋装にも参入し、独自のブランド「BL-WHY」を立ち上げる一方で、古着を黒く染めてリサイクルする取り組みを始め注目を集めている。黒く「染め直し」することで汚れや色あせが隠れるだけでなく、おしゃれ感覚で人気だという。そんな中、名古屋に本社を置く「ゲオホールディングス」から大量注文が舞い込んだ。ゲオは、展開するリユース部門「セカンドストリート」の古着を黒に染め替え、新たなブランドを立ち上げたいと考えていた。リユース市場が拡大するなか、付加価値をつけて他社との差別化を図ろうという狙いがある。早速、サンプルを持って京都に戻り黒染をしてみると、縫製部分やデザイン柄に使われているナイロンやポリエステルなどの化学繊維がうまく染まらない。
果たして、古着への黒染めはうまくいくのだろうか?
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2016年8月9日(火)放送 第728回
リメークで生まれ変わる! 日本の〝伝統〟
利用者が減り、斜陽産業と見なされる「キモノ」の世界で革新が起きている。例えば羽織などを黒く染める「京黒紋付染め」の伝統技術を生かし、洋服の古着をリメークする企業が現れたと思いきや、さらには着物の和素材を取り込んだイスラム教徒のムスリム衣装を扱うところも出てきた。そこには、苦境に陥りながらも生き残りをかけた、伝統産業の「逆転」のヒントがあった。
内容詳細
苦境の伝統技術"京黒染め"が古着再生で復活!?
ムスリム市場を狙え!...和装メーカーの挑戦!
愛媛県松山市内のはずれにある「ふく紗」本店。店頭には、タンスの肥やしとなった古い着物を売りにくるお客さんが絶えない。買い取り価格は、数千円。なかには数百円のものも...「ふく紗」はこのリサイクル着物をリメークして洋服や小物を作って販売している。着物離れの現状に危機感を抱いている社長の伊東信二さん。実は今年の3月に開催されたインドネシアのファッションショーに、中古着物からつくったムスリム衣装を出品していた。日本の着物の美しさと暑さ対策の機能性を加えた新たなムスリム衣装を作れば、現地で受け入れてもらえるのではないかとの思いからだ。本格的なムスリム衣装への進出を目指して、古くなった着物を買い集め奔走する伊東社長。一方デザイナーは、現地の人の好みを分析し、かつ日本人らしさも残したムスリム衣装を考え出す。はたしてタンスの肥やしで眠っていた着物たちがどんな華やかなムスリムファッションに生まれ変わるのだろうか?
今週のピックアップ曲
― あの場面でかかっていた名曲は何? ―
| アーティスト | fox capture plan |
|---|---|
| 曲名 | Escape |
| アルバム | ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~ |
本編22分27秒。
中古の着物をリメークしてイスラム服を作った「ふく紗」の伊東社長。
着物生地で作ったイスラム服を売り込むため、インドネシアのショッピングモールを訪れた。
このシーンで使用している曲は「Escape」
日本のインストゥルメンタルバンド、fox capture plan によるサントラ「ヤメゴク」に収録されている。
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2025年4月28日










