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朝比奈沙羅が初優勝!期待の新星に立ちはだかる

2016.12.4

 東京体育館で2日に開幕した柔道の国際大会「柔道グランドスラム東京2016」。最終日の女子78kg超級では、5年連続5回目の出場となる朝比奈沙羅(東海大2年)が、期待の若手・素根輝(南筑高1年)を決勝で破り、同大会初優勝を飾った。

 

 同大会での史上最年少優勝の記録に期待がかかる16歳の素根は、初戦を不戦勝。準々決勝では、同大会の3連覇がかかる稲森奈見(三井住友海上)を相手に堂々とした戦いを見せる。両者ともに有効なポイントを獲得することができない中、稲森に指導が2つ入り、その差で素根が勝利を手にした。続くイ ユンジュ(韓国)との準決勝では、2回の指導を受けながらも、体落から横四方固の合技で一本勝ちを収めた。

 

 一方の朝比奈は、準決勝でリオデジャネイロ五輪・銅メダリストの山部佳苗(ミキハウス)と対戦。怪我明けで本調子では無い山部に対して、朝比奈が隅落からの後袈裟固で合技一本を奪って決勝へ。朝比奈と素根による決勝では、お互いに決定的なチャンスを作り出せないままに、1つずつ指導を受けてゴールデンスコアに突入。40秒が経過したところで素根に指導が入り、朝比奈が勝利し、グランドスラム初の金メダルを手にした。

 

 試合後に、朝比奈は「自分が高校生の頃から出ていた大会なので、(決勝の)内容は満足できるものでは無かったですが、この大会で初めてタイトルを獲れたことは嬉しいです」と喜びを爆発。対戦した素根については「講道館杯で戦った時よりも力をつけていて、守りがしっかりしていた」と讃えつつ、「これからも常に自分が一枚上手であり続けたい」と語った。

 

 同階級で3位決定戦に進んだ山部は、ヌネス(ブラジル)が4つ目の指導を受けて反則。銅メダルを獲得した。

 

 また、九州出身の選手が集結した女子78kg級では、準決勝でリオデジャネイロ五輪の代表を務めた梅木真美(環太平洋大学4年)と、佐藤瑠香(コマツ)の対決が実現。佐藤の小外刈が有効の判定を受け、そのままリードを守りきって決勝進出を決めた。順調に勝ち進んだ初出場の髙山莉加(三井住友海上)は、準決勝でパク ユジン(韓国)と対戦するが決着がつかずゴールデンスコアに突入。ポイントを奪うことができずにいると、髙山に指導が入り惜しくも敗れた。その後、ワグナー(ドイツ)との3位決定戦では、横四方固で有効を奪い、そのまま腕緘で一本勝ちで銅メダル。一方、長身のアポテカー(スロベニア)と対戦した梅木は、長い手足に苦戦を強いられ、ポイントを奪うことができないままゴールデンスコアに。しかし、果敢な攻めを見せ続けた梅木が、隅落で有効を奪い、見事銅メダルを獲得した。

 

 そして、佐藤とパク ユジンによる決勝戦では、終始優勢だった佐藤が、指導1の差で優勝。グランドスラム5つ目の金メダルを手にした。この結果、今大会で日本は男女合わせて、金メダル10個、銀メダル9個、銅メダル16個という結果で終えた。

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