23日(金)に開幕する柔道グランドスラム2018<大阪・丸善インテックアリーナ大阪 11月23日~25日>の抽選が行われた。大会1日目(23日)の見どころは、去年のグランドスラム東京では4試合連続オール一本勝ちで初出場初優勝を飾った阿部詩(夙川学院)。男子66kg級で優勝した兄の阿部一二三(日体大)。兄妹でのアベック優勝の快挙を果たして、その名を世界に轟かせた。
阿部詩の出場する女子52kg級は、今年のアジア大会を制した角田夏実(了徳寺学園職)、今年の世界選手権決勝で阿部に敗れリベンジに燃える志々目愛(了徳寺学園職)が出場し、熾烈を極める。今大会で阿部が優勝すれば、全日本柔道連盟(全柔連)が導入した選考方法により来年の世界選手権(東京)の代表に内定し東京五輪出場へ大きく前進する。
【女子48kg級】
今年の世界選手権銀メダリストの渡名喜風南(パーク24)とリオ五輪銅メダリストの近藤亜美(三井住友海上)が準決勝で激突。国内一番手を争う二人の戦いに注目が集まる。高校3年でシニアの国際大会デビュー戦となる芳田真(比叡山高)は初戦で対戦する世界ランキング2位のムンフバト相手にどこまで戦えるかその力が試される。
●2回戦対戦相手
芳田 真(比叡山高校3年)- ムンフバト(モンゴル)
近藤 亜美(三井住友)- バルガス レイ(チリ)
●2回戦から出場
遠藤 宏美(ALSOK)、渡名喜 風南(パーク24)
【女子52kg級】
今年高校生で世界女王に輝いた阿部詩(夙川学院)が連覇を目指す。
対外国人選手34連勝中と成長著しい18歳。男子66kg級の兄・一二三とのきょうだいでの連覇に期待がかかる。その阿部の最大の山場は準決勝でぶつかるであろう前世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)か。9月の世界選手権の決勝を争った相手でもある志々目とどんな戦いを見せるか。阿部・志々目と並んで日本代表争いを繰り広げているのが今年のアジア大会女王・角田夏実(了徳寺学園職)。これまで阿部との対戦では負けなし。今大会に向けても「怪我もなく久しぶりに順調な調整ができた」と手応えを口にする。今最も代表争いが激しいこの階級で誰が頂点に輝くか。
●1回戦対戦相手
前田千島(三井住友海上)-ヘレス(スペイン)
●2回戦から出場
阿部詩(夙川学院)、角田夏実(了徳寺学園職)、志々目愛(了徳寺学園職)
【男子60kg級】
世界選手権を連覇している高藤直寿(パーク24)が頂点に立ち、来年の世界選手権代表を内定させるのか。高藤の初戦の相手は韓国のキムウォンジン。選手層の厚い韓国軽量級の中でも長年にわたりトップレベルで居続ける実力者といきなり激突する。高藤に世界選手権で敗れた永山竜樹(東海大)は高藤にリードを許す代表争いでここで待ったをかけておきたいところ。二人は互いに勝ち上がれば決勝での対戦となる。
今月双子のパパとなった大島優磨(旭化成)は出産の翌日に講道館杯で優勝。今大会への切符を手にした。今度は国際大会の金メダルを家族に届けられるか。8月のアジア大会銀メダリストの志々目徹は、勝ち上がれば準々決勝で高藤と対戦する。
●2回戦対戦相手
高藤直寿(パーク24)-キム(韓国)
永山竜樹(東海大)-ヨウ(TPE)
大島優磨(旭化成)-バヤラー(モンゴル)
志々目徹(了徳寺学園職)-シシサネ(ラオス)
【男子66kg級】
世界選手権連覇の阿部一二三が今大会を制し、来年の世界選手権代表を内定させるか。その阿部を追う丸山城志郎(ミキハウス)は怪我で今月の講道館杯を欠場。今大会も万全ではないものの「相手が誰でも関係ない。自分の柔道をするだけ。」と意気込む。
●1回戦対戦相手
藤阪太郎(大阪府警察)-アダム(ドイツ)
●2回戦対戦相手
阿部一二三(日体大)-バーンズ(アイルランド)
丸山城志郎(ミキハウス)-シン(韓国)
●2回戦から出場
田川兼三(筑波大)


