11月23日に開幕する「柔道グランドスラム2018」。女子52kg級に出場する角田夏美が大会に向け意気込みを語った。2018年のアジア大会で優勝した角田。同階級の2018年世界選手権金メダリスト・阿部詩、2017年金メダリスト・志々目愛も出場。東京五輪に向けて熾烈な代表争いを角田はどのように挑んでいくのか。
―現在の調子はいかがですか。
今年は大きな怪我もなく今までよりは良いと思います。
―女子52kg級で戦う中で、どんなことを考えられていますか。
トップの選手が多いというのは大変な分、切磋琢磨できる良い環境だと思います。今まで戦うことができなかったような強い方たちと大きい大会に出なくても戦えるというのは凄く良いなと思います。
―2016年のグランドスラムで初めて金メダルを獲り、2017年では銀メダル、2018年のアジア大会では金メダル。ご自身の中で何が影響していると思いますか?
怪我から復帰でき、立場的にも勝たなければいけないというプレッシャーもあった中、"柔道ができる喜び"を噛みしめられたことが大きかったと思います。
―柔道グランドスラム、どのように戦いますか
一回戦、二回戦が重要だなと思います。試合に飲み込まれるか、自分が飲み込むか。最初に自分の形にできれば決勝まで上手くいく。雰囲気作り、流れが大事なのでその日の自分との闘いですね。
―ライバル・志々目愛選手と阿部詩選手に対してどのようにして立ち向かっていきますか。
志々目選手は緻密で上手い柔道をするイメージ。自分の調子によって研究したことがはまる時もあるし、押されてしまう時もあります。阿部選手の武器は「若さ」。若さで勢いがあります。飲み込みも早いし、体力もあるので練習量も多い。私は練習量を積むと怪我をするので(笑)。
もちろん研究はします。でも自分らしく柔道をするのが一番だと思います。柔道が大好きなので、「柔道をできて幸せ」「今日も柔道は楽しかった!」と思える柔道をすることが私らしい柔道です。
―東京五輪2020まで2年を切って今の心境は
目の前の試合をひとつずつ勝たないといけないな、と思います。アジア大会の時も同じことを考えていました。そんなにチャンスは与えられるものではないので、せっかく手にしたチャンスはひとつひとつちゃんと勝ち取っていかないとアピールできない、という気持ちで戦っています。
自分の力を出しきって、やることを全部やった結果が東京五輪2020出場なので、結果を求めるというよりは自分の最大限の力をもって戦いたいという気持ちです。大会ひとつひとつを自分の糧にできるか、糧にして東京五輪2020に向けて自分を作っていきたいなと思います。
夢のオリンピック金メダルへ、絶対に負けられない戦いに挑む―
写真:松尾/アフロスポーツ


