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- 2013年7月16日放送
- 横山大観 下村観山 橋本関雪の掛軸
2013年7月16日放送
横山大観 下村観山 橋本関雪の掛軸

鑑定依頼人 | 宇賀一章さん |
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鑑定士 | 田中大 |
ジャンル | 日本画 |
本人評価額 | ¥ 3,000,000 |
エピソード | 依頼人は、真鶴町の町長。お宝は昭和60年に地元にあった旧家から寄贈されたもの。 その家は、明治時代に石材業をおこし、財をなした実業家だった。長年、町の小学校に本やプラネタリウムを贈ってくれたり、町のマイクロバス購入を支援してくれたりと、様々な面で町に貢献してもらったのだが、今回のお宝は寄贈されて以来、しまったまま。 本物かどうか分からないので展示することもできない。 本物かどうかはっきりさせて、いいものなら町の人々にちゃんと見てもらいたいと考えている。 |

三点とも本物。大観が500万円。連なる島が描かれているが、これは大観自身の中で咀嚼された島の形を切り取って描かれたもの。片ぼかしという技法を用いて空気の朦朧としたところを描いている。観山(300万円)は衣紋線がぎざぎざで、指が非常に細く、そして小さな爪など特徴がよく出ている。木の幹の色をグレーに近い色にするのは非常に近代的な感覚で当時としては新しい試みであったろう。関雪の「寒山拾得」(200万円)は非常に難しい題材で、ぼさぼさ髪に笑顔が特徴的。笑顔を強調しすぎると戯画っぽくなったり不気味になりがちだが、この作品はそうはならず、軽快なタッチで非常に写実的に描いている。三点とも大正五年前後の作品。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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