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2015年2月10日放送
清水芳仙の象牙彫刻
| 鑑定依頼人 | 清水昭男さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 大熊敏之 |
| ジャンル | 近代工芸 |
| 本人評価額 | ¥ 3,000,000 |
| エピソード | 趣味は農作と料理。特にこの地方だけで穫れるじゃがいも「白土いも」を使った肉じゃがは絶品!お宝は祖父が親戚の芸術家から手に入れた物。事業をしていた祖父が作品の材料を都合するなどの世話をしていたため、そのお礼に貰ったと聞いている。家宝として代々受け継いでもらいたいのだが、子どもたちは全く興味がない様子。だからもし高値がついたら、少しは大事にするようになるのではと期待している。 |
私(大熊鑑定士)にとっては非常に感動的な事で、ついに清水芳仙の本物を見ることができた。おそらく今まで誰も見た事がない。芳仙は活躍した期間が非常に短く、依頼品の「鵜飼」については活字では知られていたものの写真すらなかった。ちょうど日本の彫刻の流れが牙彫から木彫に変わっていく端境の様子をよく見せており、非常に細かいディテールの表現というのは明治10年代半ばから30年代にかけての牙彫の特長をよく示している。ところが老人が腰かけている木か石かの部分は非常にざっくりと彫ってあり、事細かに石の襞などを彫ってはいない。これはロダンの影響を受けて木彫が変わっていった、それが牙彫にもそのまま投影されている。その二つの要素を兼ね合わせてなんとか牙彫の最後の輝きを見せようとした時期の作品で、極めて日本の彫刻史の中でも貴重な例。まさに古い流れと新しい流れの交錯地点に依頼品がある。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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