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2015年2月10日放送
与謝蕪村の掛軸
真筆に間違いない。顔に皺を遠慮なく描きこんでおり、また点描のようなもので背景が描かれている。有名な「野馬図」という屏風があるが、その背景と同じ描き方。珍しいのは、この作品は「絖(ぬめ)」というものに描かれている。これは光沢のある絹で、「野馬図」も絖に描かれている。当時蕪村はこの絖に描きたかったのだが、高価で買えなかった。そこで弟子たちが少しずつ金を出しあって絖を買い、「野馬図」が描かれたという逸話がある。依頼品もまさしくその絖に描かれているので、「野馬図」の時に手に入れた絖に描いたのではないかという想像ができる。左側に李白が詠んだ句が書いてあるというような事が書かれている。これは蕪村が書いたのではなく、秋月という人物が書いたもの。この人物は朝鮮通信使の書記官で、日本に来て文人と非常に交わりがあった。そのためこのような讃を書くというのは非常に自然な事。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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