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2016年10月25日放送
茶釜と風炉
| 鑑定依頼人 | 松村美代子さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 中島誠之助 |
| ジャンル | 焼き物・茶道具 |
| 本人評価額 | ¥ 1,000,000 |
| エピソード | 趣味はガーデニング。一度やり始めると、時間を忘れて夢中になってしまう。お宝は、茶道を嗜んでいた義父が遺したもの。造り酒屋を営んでいた義父・享さんは大変な風流人で、仕事そっちのけで華道、謡曲、能、彫刻など趣味に没頭した。中でも茶道に熱中し、気に入った茶道具には大枚を叩いたという。このお宝も戦後間もなく、かなりの金額で買ったらしい。その後、義父が他界し、兄弟で形見分けをした際、夫がこのお宝を貰ってきた。どうせ大したものではないから処分したいが、夫が「鑑定団に出してから決めたい」と言って譲らないので、とりあえず正確な価値を知りたい。 |
室町時代後期に制作された古天明の釜に間違いない。小ぶりで大人しい釜だが、漢字の「真」という形に似ているので昔から真形釜(しんなりがま)と呼ばれ、茶の湯の釜の基本といわれる形。天明釜は肌の様子で変化をつけている。依頼品も荒膚(あらはだ)といい、鉄の表面が自然に朽ちていく様を大小の凹凸で表している。大変特徴的なのは、環付が茄子の形で、茄子のつるんとした感触が荒れた肌と見事な対照をなしていること。もう一つ大切なのは、環の両方の端が宝珠になっていること。これはいい仕事をしている。釜というものは水を入れて火に直接かけるので、底が大変腐食して傷み、穴が開く。この釜も大西家九代浄元が手入れをし、その際に依頼品の朝鮮風炉を作ったのだろう。箱も九代浄元が作ったものと思われるが、良い箱。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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