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2017年7月11日放送
玉楮象谷の文箱
玉楮象谷の作品。蒟醤(きんま)塗の技法を使っている。それは細く彫り込んだ溝の所に別の色漆を埋めて、均一に研ぎ出していく技法のこと。依頼品は恐らく初期の作品ではないか。なぜなら、触ってみると後年の傑作とされているものは全体がツルっとしていて引っ掛かりがないが、これは溝の中に色漆を入れた部分が出っ張っている所がたくさんある、技が熟達する前の作品ではないか。縁の部分が内側まできちんと文様で覆われている。丁寧に作ってある。飾り金具も古くて非常にいいものが付いている。正面がアゲハ蝶になっているが、それなりのお武家様のために作ったのではないか。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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