
皆様Blu-ray・DVDのご購入ありがとうございます。前シーズンに引き続き、今回も「孤独のロケハン」を、お送り致します。ざっくり行きますので、気軽に目を通して頂ければ嬉しいです。
Season2をやるにあたって、まず原作者の久住さんと話したんですが、私からは「今回のテーマは“攻め”です」と申し上げました。
放送時間も10分延び、なんとか「孤独ファン」の方を飽きさせない見せ方、その上で余計なものは足さない。シンプルに作ることこそが孤独の使命でもありますから。
…で、久住さんがオープニング曲として作ってくださったのが、あのマカロニウエスタン調のテーマ曲「荒野のグルメ」なんです。今時のテレビドラマでは考えられない、オープニング曲あの感じ。自由で、力強くて、我が道を行くっていうあの感じ。こんなにフリーハンドでいいのかという、“すみません”という気持ちと、“やってやった!”という、爽快感。
「荒野のグルメ」は色々な思いを想起させてくれるオープニング曲でありました。
そんな「攻め」の気持ちで、Season2のロケハンを始めました。
7月某日
監督と打ち合わせ。「1話は店内80人エキストラ大会をやりたい、そこに五郎さん一人でいる孤独感を出そう!(お金はなんとかするから)」…と言ってみた。
そんなわけで、新丸子の「三ちゃん食堂」に客として飲みに行く。
80人程入る店内、見渡すと満席、定食を食べてる人、昼飲みしてる人、家族連れ、学生、女子会、主婦会(?)、カレー2杯食べてる赤いポロシャツの人、一人でブツブツ言ってるおじさん、凄い光景だ。
何故新丸子で?しかも、驚いたのが、メニュー豊富さはもちろんのこと、ホールの女性3名の捌きが早く、満席にも関わらず、注文の品を待たせない。
そして値段の安さ、旨さ。
心の中で「キープ」。