新幹線プロジェクトの中心人物。戦前からD-51、C-62など蒸気機関車の名車を数々設計した伝説の国鉄エンジニア。戦前から高速列車の開発に力を注ぐ。戦後の相次ぐ事故による国鉄内部の責任のなすり合い体質、くり返される総裁交代人事に嫌気がさし一時職を辞する。しかし54歳のときに、弾丸列車を実現させたいと願う十河信二によって国鉄に呼び戻される。新幹線の車輌開発だけでなく、十河の右腕、そして開発現場のリーダーとして奔走していく。
元鉄道省(旧国鉄)出身。満鉄理事・愛媛県西條市長など歴任する。昭和30年、71歳の高齢でありながら第4代の国鉄総裁に就任。労使問題・赤字経営・列車事故など斜陽化した国鉄を憂慮し、弾丸列車計画の復活を計画。島秀雄を呼び寄せ、新幹線プロジェクトを牽引する。政界財界の説得と資金調達に駆け回る。
夫・秀雄の夢を信じ暖かく見守っている。十河キクとも交流を深め、妻として母として島家を明るくやさしく支える。
高齢の十河信二を気遣い、また心から愛している。新幹線の完成を見ることなくこの世を去る。
元海軍航空機設計技師。高速で生じる異常振動解消の専門家。戦後、鉄技研に入り、島により新幹線開発プロジェクトに誘われる。
広大な新幹線の路線区間の土地交渉の責任者。島・十河とともに「新幹線三羽ガラス」と呼ばれた。東京-大阪間を自らの足で視察するなど二人に負けず劣らずの努力家。
新幹線構想に疑問を持ち、十河や島へ執拗に付きまとう。しかし、徐々に島の人柄に惹かれ、彼らの夢の実現を助けていく。