J1いよいよ再開!王者マリノスを迎える浦和、新記録がかかるG大阪・遠藤

浦和レッズ 写真:YUTAKA/アフロスポーツ
現Jリーグ王者の横浜F・マリノスは浦和に乗り込む。マリノスも初戦でガンバ大阪に1-2で敗れて黒星スタートだったが、中断期間中にMF天野純選手が復帰。ロケレン(ベルギー)で同僚だったDF小池龍太選手も加入した。
感染リスク回避対策として再開から2節は無観客での開催のため、マリノスにとってはアウェイのプレッシャーが軽減される可能性も高い。
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迎え撃つ浦和は、湘南との開幕戦に3-2で勝利したが、マリノスには昨季の対戦では2戦2敗だった。FW興梠慎三選手は、「簡単に勝てる相手ではない。どこからでも点を取れるサッカースタイル」と警戒するが、それぞれが2度、3度とボールを追って攻撃につなげたいと考える。
無観客での開催に、サポーターの声援が力になっているという33歳FWは「やりづらさはある」と認めるが、「画面越しに応援してくれる」と話す。
自身のリーグ通算得点も150ゴールまで、あと2つ。過密日程になるため、全試合に出場するのは難しいとみているが、「こういう状況でも点を取るのがエース」として、「チームが勝つのが一番。その中でゴールできれば」と話している。
新記録がかかるG大阪・遠藤保仁
今節の注目の一つは、ガンバ大阪MF遠藤保仁選手の新記録だ。
現在Jリーグ出場試合のタイ記録を保持している遠藤選手は、4日のホームでのセレッソ大阪戦に出場すれば632試合となり、元名古屋GKの楢崎正剛氏を抜いて単独トップとなる。今年40歳になった元日本代表MFは、1998年3月のJリーグデビューから22年目での達成となる。
ガンバは9年ぶりの開幕勝利となったマリノス戦に続く勝利を手にして、遠藤選手の記録を祝福したいところだが、対するセレッソもロティーナ監督の下で2年目に入り、初戦の大分戦に1-0と手堅く勝利した。5位と6位の大阪ダービーは熱い戦いになりそうだ。
J2から復帰した柏は、2年ぶりのJ1第1戦で札幌に4-2と勝利して2位スタート。今回ホームにFC東京を迎える。勝点と得失点差で同率ながら総得点差で3位との上位対決だ。
チーム通算400勝まであと1つの名古屋は清水と対戦。勝てばチーム通算400勝だが、先月チーム内に感染陽性者が出たために活動休止となり、ほかのチームよりも準備期間が短くない点が懸念材料か。しかも、清水には現在4連敗中と状況は厳しい。
MFアンドレス・イニエスタ選手を擁する神戸はホームに広島を迎えるが、広島には2連敗を含めて9戦連続勝ち星がない。開幕戦で鹿島に3-0と快勝した広島が、中断を経てどんな戦いを見せるのか。
一方、FW三浦カズ選手の所属する横浜FCはホームで札幌と対戦。両者は2016年のJ2以来の顔合わせで、J1では初となる。大分と鳥栖は九州ダービーで、湘南には仙台が乗り込んでくる。
リーグではシーズン中は2週間に1回のペースで事前PCR検査を実施し、選手は陰性確認者のみが試合出場資格を得る。ちなみに第1回検査は6月19~21日にかけて実施され、検査を受けた選手をはじめコーチ陣や審判など関係者3,070人全員の陰性が確認された。
再編成された日程では、移動による感染リスク回避のために当面は近隣クラブを中心とした対戦を優先し、無観客での開催となる。観客動員は7月11日からは段階的に実施され、ホームの観客のみを対象に5000人以下から始められ、8月1日以降はアウェイのビジターを含めてスタジアム収容人数の50%以下まで拡大される予定だ。
また、今季の特別ルールとして、前述の交代枠3人から5人への増枠のほか、J1からJ2への降格は行われず、J2からの昇格のみとなる。今季から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だが、再開後の採用は見送られる。過密日程によるレフェリーの確保への影響と、VARの作業空間が狭く、「3つの密」を回避できないためとしている。
選手も試合入場からチーム写真の撮影、ゴールを決めた場合の祝福場面など、「密」を避ける動きが求められ、試合中の給水もマイボトルを用意するなど、制限や慣れないことは多い。不自由な中での再開だが、ようやくシーズンが動き出す。
取材・文:木ノ原句望