【BCクラシック】地元アメリカ勢に屈する 日本勢最先着はフォーエバーヤングの3着

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2024.11.4

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    日本勢最先着はフォーエバーヤングの3着 PHOTO:Getty Images

    「時代は変わったんだな」――今年のブリーダーズカップ、全12レースに過去最多となる19頭もの日本馬がエントリーしたという話を聞いた際、筆者は率直にそう思った。

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    今から28年前、タイキブリザードが参戦したことで始まった日本馬のブリーダーズカップへの挑戦。

    ダート競馬の本場であるアメリカでの開催ということで日本馬は毎年のように苦戦を強いられることが多かったが、近年では全く勝負ならないということはなくなった。

    レースへの臨戦過程や展開さえハマれば、必ず好結果を出せる――そう期待されるような走りを見せる馬が増えてきたように思う。

    そこで今回は日本馬が参戦し、日本でも馬券販売があった3レースを振り返りたい。

    ブリーダーズカップ全12レースの中でも最も権威のあるレースブリーダーズカップクラシックの勝負の火ぶたが切って落とされた。

    地元アメリカ勢に絶対的な存在がいない中、日本はは昨年の2着馬デルマソトガケ。

    ドバイワールドC勝ち馬のウシュバテソーロという昨年も挑んだ2頭に加え、今年のケンタッキーダービー3着の実力馬フォーエバーヤングも参戦するという昨年をも上回る豪華なメンバーで勝ちに来た一戦だった。

    実際、現地アメリカのオッズでもケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤングは地元のフィアースネスらを抑えての1番人気に支持されるなど、多くの注目を集めていたが......レースでは地元アメリカ勢に屈する形となった。

    戦前から逃げ馬不在と言われてきたレースだけに誰が逃げるかが注目されたが、その中でハナを切ったのはなんと昨年2着のデルマソトガケ。

    これに人気馬フィアースネス、ミクストらのアメリカ勢が付けて、最内枠からのスタートとなったフォーエバーヤングは3~4番手の位置に付け、末脚に賭けたいウシュバテソーロは後方から2番手という位置でレースを進めることに。

    スタートから逃げたデルマソトガケが緩やかな流れの逃げを打って行ったものの、フィアースネスらにマークされて、常にリードは3/4馬身程度。

    マークのキツさかそれとも本来のレーススタイルではなかった影響かは定かではないが、3コーナーを過ぎるころからデルマソトガケが後退し始めると、それを見ていた後方にいた馬たちが一気に仕掛け始める。

    フォーエバーヤングもウシュバテソーロらも仕掛けていき、最後の直線を迎えた。

    4コーナーを回って先頭に立ったのはケンタッキーダービー2着馬のシエラレオーネ。先に動いて行ったフィアースネスを交わしていくとじわじわと伸び始めるが、日本馬たちはあと一歩の伸びを欠くという事態に。

    前半でバテてしまったデルマソトガケは13着。そして後方の位置からの末脚爆発を期待したウシュバテソーロは前が有利になる展開と直線の短さが仇になり、伸びきれずに10着に終わった。

    もうシエラレオーネで決まりかと思われたその時、あきらめずに伸びてきたのはフォーエバーヤングだった。

    内を狙っていたはずだが、直線に入ると大外に出して鞍上・坂井瑠星の鞭に応えるように進路を外にとって伸びはじめると、前を行く2頭に迫っていくという素晴らしい脚を見せ、まるでケンタッキーダービーの再現とも言うべき走りを披露。

    結果的にはシエラレオーネに届かなかったが、それでもバテずに伸びての3着は大変に価値が高い。

    レース後、フォーエバーヤングを管理する矢作芳人調教師は「力を出し切ったレース。残念ではありますが、やり切った思いです」と語ったように、ベストは尽くした。今後のダート戦線でも主役を張ることは間違いなく、来年以降につながるレースになったと言えるだろう。


    ■文/福嶌弘

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