2018.01.15
水谷隼V10なるか!? 王座をかけた全日本卓球選手権優勝の行方を占う
80年以上の歴史と伝統ある卓球王座決定戦「天皇杯・皇后杯 平成29年度 全日本卓球選手権大会」<2018年1月15~21日/東京体育館>が、いよいよ開幕を迎える。
「一般の部」では男女シングルスおよびダブルスと混合ダブルス、「ジュニアの部」では男女シングルスの計7種目が行われる。その中でも今年は混合ダブルスが2020年東京五輪の新種目に採用が決まったことから、過去にないペア数と豪華な顔ぶれがエントリー。例年以上に見どころが増えた。
男子の注目選手といえば、やはりシングルス通算10勝目がかかる水谷隼(木下グループ)だろう。昨年、同種目で通算9勝を挙げた水谷は、史上最多優勝記録を打ち立てた。リオ五輪での個人シングルス銅メダル・団体銀メダルの偉業から約半年、決して本調子とはいえない状態で臨んだ大会だったが、他の追随を許さず王者の貫禄を見せつけた。2017年シーズンはワールドツアーよりも、自身の活動拠点であるロシアプレミアムリーグやヨーロッパチャンピオンリーグ、T2リーグなどでさらに腕を磨いた水谷。究極のオールラウンドプレーでさらなる金字塔を狙う。
水谷隼 辛口コメント「まだ安定して勝てる選手がいない」若手の台頭を切望
その水谷を脅かすとすれば、丹羽孝希(スヴェンソン)か。新方式が採用された今月発表の最新世界ランクで、丹羽は日本人最高位の6位。世界のトップ選手をも凌駕する前陣での速い卓球にフィジカル強化によるパワーが加わり、ワールドツアーでも安定した結果を残している。水谷とあたるとすれば決勝となり、見応えある優勝争いが予想される。
もう一人、注目といえば、14歳の怪童・張本智和(JOCエリートアカデミー)がいる。2017年は張本にとって成長の一年だった。全日本選手権ジュニアの部で優勝できなかった悔しさをバネに世界卓球ドイツ大会では、憧れの水谷をシングルス2回戦で下し史上最年少ベスト8入り。ワールドツアーでもチェコオープンでシングルスツアー初優勝を挙げるなど、目覚ましい活躍を見せた。その張本と水谷が決勝に勝ち進めば世界卓球ドイツ大会の再戦となり、盛り上がること必至だ。
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