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2019.09.21

メダル確定の張本智和「自分の爆発力にかける」準決勝は世界ランク1位とのリベンジマッチ<卓球 アジア選手権>


連日、熱戦続きの「アジア選手権2019インドネシア」<9月15~22日/ジョグジャカルタ>は20日、大会6日目を終え、男子シングルス準々決勝に臨んだ張本智和(木下グループ)が韓国のチョン ヨンシクをストレートで下し準決勝進出を決めた。

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ベスト4に入った張本はこの時点でメダルが確定。「今大会、シングルスのメダルを目標にしてきたので、まずはひとつ目標をクリアできて嬉しい」と安堵の表情を見せた。大会最終日の22日に行われる準決勝では世界ランク1位の許キンと対戦し決勝進出を狙う。

 張本の準々決勝の相手は当初、世界卓球2019ハンガリー(個人戦)男子シングルス銅メダルの梁靖崑(中国)だと予想されていた。しかし、その梁を倒して勝ち上がってきたのはチョン ヨンシク。世界ランクだけ見れば5位の張本に対し27位と格下のようだが、過去の対戦では世界卓球2018スウェーデン(団体戦)準々決勝で大接戦の末、張本を下すなど実力的には互角といっていい。

梁の戦線離脱には「少しびっくりした」というが、「(チョン ヨンシク選手は)世界選手権で負けている相手ですし、中国人選手に勝って勢いもあるので、向かっていく気持ちで1球目から気合いを入れました」と試合後の張本。第1ゲームから主導権を握ったチョン ヨンシクとの対戦は終始、張本が圧倒。

張本智和 男子団体準決勝の許キン戦「わかっていても手が出ない」<卓球 アジア選手権>

得意のチキータレシーブや両ハンドの強打で攻めていくだけでなく、繋いでチャンスボールを決める打球の見極めも光った。繋ぐといっても心がけているのは「攻める守備」だ。「ただ受けるだけの守備だと相手に打たれてしまう」と話す張本は自らのミスを減らしポイントの確率を上げていく守備力の強化にも力を入れている。

 さらにこのチョンヨンシク戦の試合コートは「少し湿気がある」とも話し、「自分でバンバン打ちすぎるとネットに引っかかってしまう可能性があった。守備から入るのはちょっとプレッシャーがあったんですけど、チャンスがあれば攻撃するということができたので、自分の作戦は良かったかなと思う」と振り返った。

実は今大会の会場は屋根と壁の間が一部開いている形状で、開口部分は厚いカーテンで覆われてはいるものの、中心の1番コートから外側のコートに向かうに連れ外気の影響を受けるようなのだ。湿気が多いとラバーが影響を受け打球に回転がかかりにくくなる。そのことを張本は同じコートを使って行われた男子団体初戦のインド戦で把握していたという。


 次の相手はまだ一度も勝ったことのない強敵、許キンだ。今大会の男子団体準決勝で負けた相手でもありリベンジもかかっている。「100%以上のプレーを出さないと勝てる相手ではないのでしっかり調整し、自分の爆発力にかけるしかない」とベスト4入りした安堵も束の間、表情を引き締めた。

(文=高樹ミナ)

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