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2019.09.19

張本智和 男子団体準決勝の許キン戦「わかっていても手が出ない」<卓球 アジア選手権>

張本智和 Photo:Itaru Chiba

大会4日目の「アジア選手権2019インドネシア」は9月18日に男子団体準決勝を行い、中国と対戦した日本はストレートで敗退した。ほぼベストメンバーを揃えてきた世界最強の中国は1番に世界ランク1位の許キン、2番に同2位の樊振東、3番に同8位の梁靖崑という布陣。

対する日本は1番に世界ランク5位の張本智和(木下グループ)、2番に同60位の吉村真晴(名古屋ダイハツ)、3番に同34位の吉村和弘(東京アート)で応戦したが力差は否めず、張本が許キンから1ゲームを奪うにとどまった。

試合を終えた3人は一様に肩を落とした。吉村兄弟の兄・真晴は9-2から逆転された第1ゲームを振り返り「非常に悔いが残る試合内容」、弟・和弘も「初めて日本代表として団体戦に出場させてもらったが、プレーが硬くなってしまった」と語っている。

また張本は、まだ1度も勝ったことのない許キンに対し、「出足はいい入りができて1ゲーム目を取れたんですけど、そこから相手のサーブがなかなか取れず、4ゲーム目の最後になって、やっとチキータが入るようになりました」とレシーブが思うようにいかなかったことを明かした。特に流れを持って行かれた第2ゲーム、7オールから5連続ポイントされた場面についてこう振り返る。

許キン Photo:Itaru Chiba

「その前の6オールで相手がサーブをバック前に出してきて、それは自分が得意のボールだったので(ポイントできた)。次はフォア前に来るとわかっていたけど回転が強くて、(左利きの)相手のバック側にチキータしたボールも自分のフォア側に返って来るのがわかっていたのに取れなかった。1球の質のレベルが違いました」

許キンは現在29歳。16歳の張本とは一回り以上、年が離れているが、たとえベテランと呼ばれるようになっても「以前ほど動けない中で一撃で決めて来る」と張本は言う。許キンの一撃といえば粘り強いラリーの中で繰り出す強烈なペンドライブ型のフォアハンドだ。「大事なところで絶対にフォアハンドを使ってくる。それがわかっていても取れないほどの威力」と張本。さらに許キンのサーブに関しても、「軌道が本当に低くて短いので、来る場所がわかっているのに手が出ない状況でした」と説明している。

まさに衰え知らずの許キン。彼を打ち砕く手立てを張本はどう考えているのだろう?

「1ゲーム目を取るのは必ずですけど、2ゲーム目の出だしから慣れられてしまうので、1ゲーム目を取って2ゲーム目も押し切って、相手を緊張させることが大事。ゲームカウント1-1に並ばれると相手も開き直ってくるので、大量リードしないと難しいと思います」

張本は19日から男子シングルスに臨む。2回戦からの登場となり、ベスト8までは中国人選手とあたらない組み合わせだ。

「ベスト8までは絶対に負けない。順調に行けば梁靖崑選手とメダル決定戦であたる可能性があるので、そこを突破して、(決勝で)許キン選手にリベンジしたい気持ちはあります」と自身初の選手権大会メダル獲得に意欲を燃やした。

(文=高樹ミナ)

【アジア選手権】
<男子団体準決勝>
日本 0-3 中国
張本智和 1-3 許キン
吉村真晴 0-3 樊振東
吉村和弘 0-3 梁靖崑

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