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2019.12.21

世界卓球2020日本代表の切符は誰の手に!?【世界卓球2020 日本代表最終選考会】

平野美宇 Photo:Itaru Chiba


「世界卓球2020韓国」<2020年3月22〜29日/釜山>の日本代表最終選考会が12月21日、宮城県仙台市のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開催される。毎年、個人戦と団体戦が交互に行われる世界卓球は今回、団体戦。その約4カ月後に控えた東京2020五輪の前哨戦でもある。

 最終選考会は「LION 第24回卓球ジャパントップ12 SENDAI」の第1ステージとして開かれ、男女各10人の中から1位通過した選手に世界卓球2020韓国の日本代表権が与えられる。

さらに翌22日のファイナルステージに2位の選手とともに駒を進め、世界ランクで日本人上位2人と計4人によるトーナメントで優勝を争う。優勝者には300万円、準優勝者には150万円が贈られる。順位決定戦はなく3位70万円、5位30万円、7位20万円、11位15万円。賞金総額は1,520万円。

 ちなみに世界卓球2020韓国には最終的に5人の団体戦メンバーが選ばれるが、すでに東京2020五輪のシングルス代表入りを確実にした男子の張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)が世界卓球代表に内定しており、東京2020五輪団体戦要員の3人目も自動的に代表権を得られる。

ただし3人目はシングルス代表の内定とともに2020年1月6日に発表されるため、まだわからない。これに最終選考会の1位通過選手が加わり、もう1人は年明け1月19日に決まる全日本選手権のシングルス優勝者を合わせた計5人となる。(※メンバーが被った場合は、強化本部推薦)

●最終選考会/第1ステージ(21日)出場選手
※2020年1月発表の世界ランクを強化本部が想定

<男子>
森薗政崇(BOBSON)
神巧也(T.T彩たま) ※1次選考会3位
吉村和弘(東京アート)
吉村真晴(名古屋ダイハツ)
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)
戸上隼輔(野田学園高等学校)
平野友樹(協和キリン)
吉山僚一(愛工大名電中学校)
木造勇人(愛知工業大学)
及川瑞基(専修大学)
※水谷隼(木下グループ)腰痛悪化のため欠場

<女子>
平野美宇(日本生命)
佐藤瞳(ミキハウス)
加藤美優(日本ペイントホールディングス)
早田ひな(日本生命)
芝田沙季(ミキハウス)
橋本帆乃香(ミキハウス)
長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)
出澤杏佳(大成女子高校)
成本綾海(中国電力)
森田彩音(中央大学)

●ファイナルステージ(22日)出場決定選手
<男子>
張本智和(木下グループ)
丹羽孝希(スヴェンソン)
<女子>
伊藤美誠(スターツ)
石川佳純(全農)

 女子の注目選手はやはり平野美宇(日本生命)だろう。前週のITTFワールドツアー・グランドファイナルで東京2020五輪のシングルス代表入りが消え、団体戦代表の3枠目を狙う身であるため、ここで勝ってアピールしておきたい。

ちなみにこれまでの実績と実力から、団体戦メンバーに推薦されること濃厚と見られるが、もし平野がそうなった場合、最終選考会の結果を問わず世界卓球2020韓国の代表に決まる。また、平野が最終選考会を1位通過して、なおかつ東京2020五輪の団体戦メンバーに選ばれた場合には、日本卓球協会強化本部が2019年シーズンの主要国際大会の実績と内容の評価に加え、国際競争力の向上に高い潜在能力があると思われる選手を選出し、2020年1月28日に発表する。

早田ひな Photo:Itaru Chiba


 もうひとり、昨年と同じ会場で開かれる最終選考会に特別な思いを抱く選手がいる。早田ひな(日本生命)だ。昨年の世界卓球2019ハンガリー(個人戦)日本代表最終選考会でのこと。準決勝で加藤美優(日本ペイントホールディングス)と対戦した早田はフルゲームの末にマッチポイントを握りながら、10-5から加藤に逆転を許した。

 この敗戦によって世界卓球出場と大きなポイントを稼ぐチャンスを逃した早田は今季、世界ランクを伸ばすのに苦労した。そんな因縁の場所で雪辱を誓う早田。今年は1回戦でカットマンの橋本帆乃香(ミキハウス)と対戦する。

 男子はグランドファイナル で腰痛を悪化させた水谷隼(木下グループ)の欠場によって横一線の混戦模様だ。女子の早田とは対照的に昨年の最終選考会で初の世界卓球シングルスの代表権を獲得し、男泣きに泣いたのは森薗政崇(BOBSON)だった。今年は日本男子の4番目として初の世界卓球団体戦代表入りを狙う。

森薗政崇 Photo:Itaru Chiba


 ただ勢いを感じるのは今年9月のアジア選手権で団体銅メダルに貢献し、11月のワールドカップ団体戦銅メダルの際にも代表入りした吉村真晴(名古屋ダイハツ)と神巧也(T.T彩たま)。さらに11〜12月の世界ジュニア選手権でシングルス銀メダルの宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、宇田とともに世界ジュニア団体銅メダル獲得に貢献した戸上隼輔(野田学園高校)らジュニア世代も侮れない。

 果たして世界卓球2020韓国の代表権を手にするのは誰なのか? 最終選考会に用意された切符は男女ともわずか1枚きりだ。

(文=高樹ミナ)

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