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2019.12.22

平野美宇と森薗政崇が代表権獲得!【世界卓球2020 日本代表最終選考会】

平野美宇・森薗政崇 Photo:Itaru Chiba


 宮城県仙台市で12月21日に開催された「世界卓球2020韓国(団体戦)」<2020年3月22~29日/釜山>の日本代表最終選考会で女子は平野美宇(日本生命)、男子は森薗政崇(BOBSON)がそれぞれ代表に内定した。平野の世界卓球団体戦出場は2018年スウェーデン大会に次ぐ2回目、森薗はこれが初の団体戦代表入り。

男女各5人で結成される世界卓球2020韓国の代表メンバーには、東京2020五輪の代表入りを確実にした男子の張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)、女子の伊藤美誠(スターツ)と石川佳純(全農)を含む男女3人ずつが内定した。残りの2人は年明け1月6日に発表される東京2020五輪団体戦代表メンバーの3人目と、1月13日に開幕する全日本選手権(~19日/大阪)のシングルス優勝者が内定する。なお、すでに内定済みの選手と重複した場合は日本卓球協会強化本部による推薦となる。

 世界卓球代表選考の舞台でひときわ伸び伸びとプレーしたのは平野だった。決勝で対戦したのは同じ19歳の早田ひな(日本生命)。第3ゲームまではゲームの取り合いになったものの、第4ゲームからは平野が主導権を握り、最後はゲームカウント4-2で勝利をもぎ取った。

平野美宇 Photo:Itaru Chiba


五輪シングルス代表入りをあと少しのところで逃したワールドツアー・グランドファイナルからまだ1週間。この世界卓球最終選考会に気持ちが追いついていなかったという平野は、「(優勝を)狙ってはいたんですけど、少しびっくりしたのとすごく自信になりました」と率直な感想を述べ、「今日は久しぶりにプレッシャーもなく思い切りできたことが勝てた要因」と久しぶりに清々しい笑顔を見せた。

まだ五輪団体戦の代表メンバー入りは定かでない状況だが、苦しい五輪のポイントレースからひとまず解放され、世界卓球の最終選考会では結果よりも自分の卓球を優先したことでプレーに集中できた。また、グランドファイナルが終わり今大会を迎えるまでには休暇も取れてリフレッシュできたという。

早田ひな Photo:Itaru Chiba


「いつもは試合から帰ってきても1日くらい休んだらすぐに練習だったんですけど、久しぶりに3日くらい休んで家でゆっくりできました。1年ぶりくらいだと思います」

 さらに当日は東京でともに暮らす父・光正さんの誕生日だった。家族のアニバーサリーに優勝した平野は、「いつも支えてもらっているのにいい結果が出せなかった(五輪シングルス代表になれなかった)んですけど、今日は誕生日に優勝することができて少しでも恩返しになったら嬉しい」と父への感謝の思いも口にした。

森薗政崇 Photo:Itaru Chiba


一方、昨年の世界卓球個人戦に続き団体戦の初代表入りを決めた森薗は、この1年間の厳しい五輪代表選考レースで上位の選手たちとの力差を痛感する中で、「(1年の)最後に自分の力で世界卓球の枠を掴み取れて本当に嬉しい」と話し、最終選考会に臨むにあたって秘策を用意していたことを明かした。

「2週間前、大阪で伊藤美誠選手と個人的な合宿をやっていて、僕自身、すごくサーブで悩んでいたので、(サーブが得意な)伊藤選手からいろいろなことを教わって改良した。準決勝と決勝の苦しくなった場面で試行錯誤したサーブがすごくハマって勝つことができた。勝てた要因を挙げるとすればそこかなと思います」

 今シーズンは勝てない時期が長く続き、その中で大きなストレスを抱えたというが、全日本選手権ミックスダブルスで2連覇している頼もしいパートナーが世界卓球という大きな舞台の切符を手に入れる陰の立役者となった。

 森薗は翌22日の「LION第24回卓球ジャパントップ12 SENDAI」ファイナルステージにも出場し、準決勝で丹羽孝希(スヴェンソン)に敗退。平野は決勝で伊藤に敗れ準優勝となった。

(文=高樹ミナ)



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