2020.01.30
日本女子のエース伊藤美誠、昨年・準優勝の雪辱に燃える【卓球・ドイツOP】
伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba
卓球ワールドツアーが新たなシーズンを迎えた。2020ITTFワールドツアー・プラチナ「ドイツオープン」<1月28日~2月2日/マグデブルク>が30日から本戦に入る。心機一転、ツアーを戦う東京2020五輪日本代表メンバーも各種目で大会初戦に臨む。
女子シングルスの本戦には世界ランク3位で日本女子のエースである伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農/世界ランク9位)、平野美宇(日本生命/同11位)の東京2020五輪日本女子代表組。
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全日本選手権女子シングルス初優勝の早田ひな(日本生命/同23位)、芝田沙季(ミキハウス/同43位)、橋本帆乃香(ミキハウス/同46位)ら予選からの勝ち上がり組が登場。日本人は彼女たち6人だが、これに対し中国勢はなんと12人という攻勢だ。
そうした状況で楽しみなのは伊藤の勝ち上がりだろう。何と言っても伊藤は昨年10月のドイツオープン女子シングルス決勝で、同じ19歳の宿敵、孫穎莎(中国/同2位)と対決。ゲームカウント1-4で敗れて優勝を逃し、悔しい思いをした。
あれからわずか3カ月。開催時期と会場は異なるが、同じプラチナ大会のドイツオープンで、もし2人が順当に勝ち上がれば、準決勝で再び激突する可能性がある。そうなれば、雪辱に燃える伊藤の闘志に火が点くことは言うまでもない。ITTF公式サイトでも「今、最もエキサイティングな日本人と中国人の大型デュオ」とニュース配信しており、2人の再戦に期待を寄せている。
石川佳純 Photo:Itaru Chiba
石川は初戦でヤン・シャオシン(モナコ/同56位)と対戦。これに勝つと、2回戦では杜凱キン(香港/同15位)と孫穎莎の勝った方が相手となる。この顔合わせでは、孫に分があるだろう。ちなみに石川と孫は2019年シーズンでカタール、ジャパン、韓国、オーストラリアOPと対戦しており、成績は石川が4戦全敗。
石川にとっては手ごわい相手だが、今年は何しろ大事なオリンピックイヤーだ。ドイツ出発前に「また新たな気持ちで一戦一戦、オリンピックに向けて戦っていきたい」と語っており、そのひと言ひと言にベテランならではの落ち着きと静かな闘志がみなぎっていた。
平野は初戦から中国人との対戦で、同世代の銭天一(同30位)とあいまみえる。2人は昨年7月のオーストラリアオープン女子シングルス1回戦で対戦があり、このときは平野がゲームカウント4-2で銭を下した。今大会もまずは1回戦を突破し、2回戦に備えたい。2回戦は世界ランク1位の陳夢(中国)とソヒョウォン(韓国/同24位)の勝者と対戦する。
全日本選手権女子シングルス初優勝の勢いを持ち込みたい早田は、初戦でシンガポールのエース、フォン・ティエンウェイ(同8位)と戦う。一時の勢いはないとはいえ、フォンが強敵であることに違いない。精度を増した早田のパワードライブでフォンに勝利なるか。
早田がフォンに勝つと、2回戦には顧玉テイ(中国/同37位)と丁寧(中国/同1位)の勝者が待ち受ける。もし、丁寧との対戦が実現すれば、早田がどこまで太刀打ちできるか、楽しみな一戦になるだろう。
(文=高樹ミナ)
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