×

石川佳純 シングルス準々決勝敗退の要因を振り返る【五輪卓球】

2021.07.28
SHARE
記事をシェア
2021.07.28

石川佳純 シングルス悲願のメダル獲得ならず Photo by Steph Chambers/Getty Images

 初戦敗退に終わったリオ五輪のリベンジを誓い、東京オリンピックの女子シングルス準々決勝に臨んだ第5シードの石川佳純(全農)が、第26シードのユー・モンユー(シンガポール)にゲームカウント1-4で敗れた。

まだ団体戦があるとはいえ、石川のシングルスのメダル獲得に懸ける思いは大きく、「満足のいく結果では全然ない」と無念さをにじませた。

第1ゲームは石川の望むスピードラリーとなった。両ハンドが冴えわたり1ゲームを先取。そのまま波に乗ると思われたが、第2ゲームはユーが緩急をつけた打球で石川のタイミングをずらしてきた。

「1ゲーム目はスピードラリーをしてくれてすごくやりやすかったんですけど、途中から相手がレシーブのツッツキを切ってきたりとかして、自分が3球目を狙えなくなって。逆に入れるだけになったボールを狙われたり、先に厳しいコースに打たれたりしました。ちょっと相手のミス待ちみたいな感じになってしまったのかなと思います」

石川が悔やむのはゲームカウント1オールで迎えた第3ゲーム。最初に2得点されてから競り合いとなるも、先にゲームポイントを握ったのは石川だったが、そこから3回のデュースの末に第3ゲームを落としてしまった。

GettyImages-1331006267.jpg

石川佳純 Photo by Steph Chambers/Getty Images

「10-8でリードした場面と12-11でリードした場面、攻めとしては悪くなかったんですけど、ちょっと打つコースが単調になってしまいました。(12-11の)タイムの後、思い切り長いサーブを出されて、少し精神的にプレッシャーがかかったかなと思います」

この試合でユーがロングサーブを出したのは、この場面が初めてだった。予測が甘かったことを悔いる石川。第3ゲームを落としたのは痛恨の極みだった。

もともとユーは打球の回転が強く、あまり得意なタイプではないと石川は話す。加えて今日のユーは以前よりも打球点が早くなっていた。

また、2人の対戦は実に5年ぶりで、前回の試合は2016年のITTFワールドツアー・ポーランドオープンまでさかのぼる。そのときの結果は1-4でユーが勝利。ちなみに対戦成績は8勝7敗で石川がわずかにリードしている。

久しぶりに戦ったユーは今大会、第26シードから準々決勝に勝ち上がってきた。その勢いが第5シードの石川を容赦なく飲み込んだ。


(文=高樹ミナ)

ws_draw.jpg

東京2020 卓球競技 各種目日程

■東京2020 出場チーム・出場選手・ドロー

SHARE

このページを友達にシェアしよう!