
伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba
東京オリンピック卓球競技<7月24日~8月6日>6日目の7月29日、女子シングルス準決勝で伊藤美誠(第3シード/スターツ)が、孫穎莎(第2シード/中国)にゲームカウント0-4で敗れ、3位決定戦へ回ることになった。
孫穎莎は中国の若手最強格。大きくない体からは信じられないほどの豪打を連発し、2019年アジア選手権や数々のワールドツアーで優勝を飾っている。
伊藤は通算成績こそ2勝6敗だが、負けた試合でもフルゲームの接戦に再三持ち込んでいる。20歳同士として世代ナンバー1を争ってきた2人が、ついに五輪で雌雄を決するときが来た。
第1ゲームから孫はサーブで伊藤のバックを狙い、再三のロングサーブでバック表ソフトラバーの伊藤がやれることを限定させる戦術。伊藤のバックハンドにミスが相次いで3-11で落とす。
中国代表 孫穎莎 Photo:Itaru Chiba
しかし伊藤は2ゲーム目の出足で、孫のバックへのロングサーブに対して2本レシーブエースを奪う。次でサービスエースを2本取って4-0、さらに7-1までリード。このあと孫のしぶといラリーに伊藤のバックのネットミスが相次ぎ、9-7まで詰め寄られてタイムアウト。
だがこのあと攻守に神がかり的な冴えを見せる孫。ボディワークでミドルのボールを返球し、チャンスボールは豪打連発で得点。さらに4連続ポイントで9-11と奪われる。
孫は第3ゲーム、バックへのサーブを基本にしつつも、フォアミドルのコースやハーフロングの長さのサーブも取り入れて、伊藤をかく乱する。伊藤がスマッシュを連発で打っても、何本でも返球する反応を見せられて、6-11で落とす。
あとがない第4ゲーム、どっしり構える孫に、どうしてもリスキーな伊藤の攻撃にミスが先に出る。孫のサーブにもなかなか対応できず、最後は伊藤のロングサーブがオーバーし、4-11で失って敗れた。
それでも強い、あまりにも強い。混合ダブルスの借りを返すような中国の強さをまざまざと見せつけられた伊藤。この悔しさは団体戦で晴らす。
3位決定戦の相手は、準々決勝で石川佳純(全農)が敗れたユー・モンユー(シンガポール)。女子シングルス初のメダルにもう一度挑む。
伊藤 試合後コメント
ーいまの心境はいかがでしょうか
伊藤:2ゲーム目が取れなかったことが大きかったと思うんですけど、2ゲーム目から3ゲーム目に行く入りがあまりよくなかったので、そこを立て直せなかったのが今回の敗因だと思います。
たぶんやっていることは悪くはなかったんですけど、0-4ということで、本当に惜しくもなかったんですごい悔しいですけど、ただ、気持ちを切り替えて次の試合に入りたいと思います。
ーご自身の調子としてはいかがですか
伊藤:調子はそこまで悪くはないです、けっこういいほうだと思います。ただやっぱりこれが実力なので、しっかり気持ちを切り替えて、次の試合に準備したいと思います。
【東京オリンピック】
<女子シングルス準決勝>
伊藤美誠 0-4 孫穎莎(中国)
3-11/9-11/6-11/4-11
伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba
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