世界卓球2014 東京

みどころ

『打倒・中国』へ!男女ともに世界の頂点を目指す!

偶数年となる2014年の世界卓球は団体戦。女子は2大会ぶりのメダル獲得、さらには決勝に進出したロンドン五輪の再現なるか。また、男子は4大会連続のメダル獲得に加え、決勝進出、そして打倒中国を狙う。

女子は2012年ドルトムント大会で宿敵・韓国の前に準々決勝敗退。5大会連続で続いていたメダル獲得は途絶えた。だが、ロンドン五輪では、この負けの悔しさをバネに福原、石川、平野の“3人娘”で史上初の五輪メダルを獲得。その後もワールドカップ団体戦で銀メダルを獲得するなど、現在、卓球帝国・中国に次ぐチーム力を誇る。

だが今大会、福原愛が怪我のため欠場。
卓球NIPPONの片翼を欠くものの、その分チーム一丸となって狙うは2大会ぶりのメダル獲得。そして、東京大会という大舞台で中国との決勝さらには『打倒・中国』という最終目標へ、どこまで中国に迫ることができるかに注目が集まる。その上で、まずは個々の力を上げていくことが最優先。現在、日本人女子で世界ランク最上位の石川に期待がかかる。

2013年の世界卓球パリ大会ではシングルスで石川が3回戦負けと屈辱を味わった。しかしその後、アジアカップでフォン・ティエンウェイを破り3位、今年2月には当時世界ランク5位の中国人選手・武楊を破るなど結果を残している。

また、平野も新たな自分の卓球スタイルを模索するため中国に渡り、技術を磨いてきた。2013年、全日本選手権で初戦負けを喫するなど不安を見せたが、やはり彼女の経験は日本チームにとって大きな武器。ここぞという大一番で必ず結果を出してきただけに、新たな卓球スタイルを習得し、東京大会でも頼りになる戦いを見せてくれるだろう。

一方、『打倒・中国』という点では
男子の戦いに大きな期待がかかる。

世界卓球パリ大会では松平健太が北京五輪金メダリストの馬琳を破り、世界に大きな衝撃を与えた。松平はその後の大会でも、ロンドン五輪銀メダリストの王皓にストレート勝ちを収めるなど、この1年間で中国選手を次々と撃破。世界ランクも自身最高の18位に上げ、その勢いは止まるところを知らない。

また、2013全日本選手権王者、丹羽孝希も松平に負けじと著しい成長を見せている。12年ロンドン五輪アジア大陸予選で、当時世界ランク1位の馬龍を破る大金星を挙げた後も確実に力をつけ、今年8月の中国オープンでは強豪が集う中、3位入賞。世界ランクではエースの水谷を抜いて日本人男子のトップに立った。

さらに、去年から参戦しているドイツ・ブンデスリーガでも絶好調。今季は開幕から無傷の7連勝を飾るなど、チームのエースとして堂々たる活躍を見せている。松平とともに中国が今最も脅威と感じる選手と言える。

そして、男子の絶対的エースと呼ばれてきた水谷隼は、キャリアの大きな転換期を迎えている。世界卓球パリ大会では、まさかのシングルス初戦負け。全日本選手権でも2年連続で準優勝に終わるなど、一時の勢いは見られない。

しかし、今年は新たにロシアリーグに挑戦。今までの自分の卓球を見つめ直すとともに、新たな技術の習得にも取り組むなど、新しい刺激とともに、再スタートを図る。言うまでもなく、これまで日本を引っ張り、中国人選手を一番多く倒してきたのはこの水谷。再び自信を取り戻し、己の力を証明することができるか。松平、丹羽の活躍はもちろん、エースの復活なくして打倒・中国はない。

現在3大会連続で銅メダルを獲得しているが、選手たちはその結果に決して満足してはいない。「もう銅メダルはいらない」と口にするように、その視線は世界の頂点だけを見据えている。東京で卓球ニッポン新時代の扉が開く―。そんな歴史的な瞬間を目撃したい。

試合結果
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