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2009年8月10日 放送
"消費者熱狂"第2弾
激安じゃなくても消費者はついてくる
~高くても売れる野菜直売所が農家を救う~
- 農業法人みずほ 社長 長谷川 久夫(はせがわ・ひさお)
"消費者熱狂"第2弾
消費者を "熱狂" させるものは何なのか?
消費者が本当に求めているものを掴み、リピーターを作るにはどうしたらいいのか?
第1弾は、首都圏で56店舗を展開するスーパーの「オーケー」。弁当290円、2リットルの水88円・・・と4割引5割引は当たり前の激安スーパーだ。安い理由をきちんと説明する「オネスト(正直)カード」を店頭に示し、正直に消費者に情報を伝える。この「正直さ」が消費者の信頼を生み、リピーターが通いつめる店になり、ここ数年、既存店売上高を毎年10%伸ばしている。
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
『高くても、売れる野菜直売所』
“消費者熱狂”第2弾は、茨城県つくば市にある野菜直売所「みずほの村市場」。「オーケー」と違い、「みずほの村市場」で売っている野菜はスーパーの価格よりも2~3割高い。しかし、地元つくばだけでなく。東京や神奈川など県外からの客も多く、年間25万人が訪れる。開業から19年、右肩上がりで成長し、売上高は約6億円になる。
売れるワケは、味と新鮮さ。年間100種類ほどの野菜が並ぶが、そのすべてを試食できるようにしているため、客はその味を確認した上で買うことができる。その信頼感がリピーターを生み、1万3000人が会員となっている。
『野菜の価格を農家が決める』
みずほの特徴は、長谷川が決めた価格決定のルールだ。通常、農家は生産した野菜を農協に出荷し、市場の競りで価格が決まり手数料などが引かれた後、農家の取り分が決まる。赤字になってしまうことも多い。
しかし、みずほの村市場に並ぶ野菜の価格は、加盟農家が生産コストに自分の利益を加えて決めている。農家が暮らしていけるための価格設定をしているのだ。高いだけでは売れないため、もちろん品質のいいものを提供するための努力は怠らない。安売り競争で損をするのは生産者・・・これまで虐げられてきた農家の人々を自立させたいと望み、長谷川はみずほを立ち上げたのだ。
「激安スーパーのオーケー」と「高価格野菜直売所のみずほ」。一見相反する両者だが、いずれも消費者の心を掴み、リピーターを呼んでいる。「ユニクロ」、「ABCマート」など安売り企業が勝ち組となる昨今、「本当に消費者と向き合う」という小売本来の姿を問う。
ゲストプロフィール
長谷川 久夫
- 1948年茨城県生まれ 61歳
- 1967年茨城県立谷田部高校卒業後、実家の農業を手伝い始める。その後、農業だけでは生活できず、造園業に転じる。
- 1987年つくば市議会議員
- 1990年農業法人みずほを設立
- 2003年(社)日本農業法人協会会長に就任
企業プロフィール
- 農業法人みずほ
- 売上高:5億9000万円
- 加盟農家:45戸
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