カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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202642日 放送

カンブリア宮殿リニューアルSP
"最強の商人"が語る 伊藤忠商事 稼ぐ秘訣

  • 伊藤忠商事 会長CEO (おかふじ まさひろ)

かつて総合商社の中で「万年4位」と揶揄された伊藤忠商事が近年大躍進を遂げている。いまや連結純利益、株価、時価総額などで財閥系の三菱商事や三井物産とトップを争うようになった。社員の給料も大幅にアップし、学生の就職人気ランキングでも1位を獲得している。その立役者が会長CEOの岡藤正広。2010年の社長就任以来、伊藤忠グループの舵取りを担い、全体の利益を約7倍に増やした。そんな岡藤の信念が「利は川下にあり」。"最強の商人"が語る、モノを売り、組織を強くし、稼ぐ秘訣とは!?

社長の金言

  • 稼ぐ 削る 防ぐ
  • 商人は水であれ
  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • スタジオ完全版

    スタジオ完全版

放送内容詳細

全263社!グループ一体での「ハンズオン経営」

ヤナセ、EDWIN、ほけんの窓口…いずれも伊藤忠のグループ会社だ。実は岡藤がトップに就任以降、393社から263社(連結対象数)へと減らしたが、1社1社の“稼ぐ力”を強化し、全体の利益は約7倍に増やした。その要諦がグループ会社に深く入り込んで伊藤忠流を徹底する「ハンズオン経営」だ。

利は川下にあり!その極意とは?

岡藤の信念が「利は川下にあり」。これまで商社は川上で商品や原料を仕入れ、川下に流すというビジネスだった。そうではなく、消費者に近づいて声を聞くことが大事と説き、グループ全体に徹底している。2024年に完全子会社化したのがアパレルブランドのデサント。従来の「良いものを作れば売れる」という発想から、消費者のニーズに耳を向ける開発手法に転換して業績をアップさせた。

“三方よし”から“四方よし”へ!

去年9月、伊藤忠はセブン銀行と資本業務提携をした。伊藤忠は子会社にファミリーマートをもつ。全国に約1万6300あるファミマの店舗に、セブン銀行が開発したATMを導入していくのが狙いだ。セブン銀行はシェアを大きく拡大。ファミマは最新のATMを手に入れ、消費者は利便性が高まる。ファミマの人気が高まれば伊藤忠も儲かる。岡藤によれば、「これこそ“四方よし”」の戦略だという。

会社の未来をつくる人材育成術

いまや学生の就職人気ランキング上位の常連にいる伊藤忠。去年1月には年収の大幅な引き上げを発表して話題となった。福利厚生にも力を入れる。去年3月には最新の女性社員寮も完成した。海外駐在員になる女性社員も増やしている。これまでは男性の仕事というイメージが強かったが、いまや“商社マン”の時代ではない。商社パーソンとして女性も活躍できるようにしている。

ゲストプロフィール

岡藤 正広

  • 1949年大阪生まれ(76歳)
  • 1974年東京大学経済学部卒業、伊藤忠商事入社
  • 2010年代表取締役社長(11代目)就任
  • 2018年会長CEOに就任

企業プロフィール

  • 本社:東京都港区北青山2-5-1
  • 創業:1858年
  • 資本金:2,534億円
  • 従業者数:4,215 名

金原ひとみの編集後記

金原ひとみ

 商人は水。予想外の言葉だった。水と商人の間には、何か大きな隔たりがあるような気がしたのだ。柔軟に形を変えなければならない、相手に合わせて、三角にも、四角にも。でも、水は入れ物がなければ流れてしまう。つまり何らかの入れ物の中にある人々の欲望に、寄り添っているということなのだろう。
 その入れ物の形を定めるのは時代だろうか。消費者の性格、あるいは背景だろうか。変わり続けることを面白いと言ってのける岡藤さんはしなやかだけれど、その入れ物への厳然たる視点は、強固に持ち続けてきたに違いない。
 日本にしかない独自の企業が、この荒波の中でどんな異形の水となり、どこまで広がっていくのか、これからの展開を見つめ続けたい。

荒波に揉まれる異形の水

金原ひとみ

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