バックナンバー
2009年8月24日 放送
女だらけのめっき工場 ~最先端技術を生み出す女性技術者集団~
-
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
最先端技術を生み出す 最強めっき工場
金属などの材料の表面を金属の薄い膜で覆う「めっき」加工。装飾や腐食防止などのための技術だ。8世紀に造られた奈良の大仏が今も腐食していないのは、表面に施されためっき加工のおかげだ。東京・大田区にある「ヱビナ電化工業」は、めっきの最先端技術を誇るリーディングカンパニー。健康に影響を及ぼすと言われる電磁波を遮断する「電磁波シールドめっき」は、1986年に海老名社長自身が世界ではじめて工業化した。この他、携帯電話やノートブックパソコンなどに多くの電子機器にヱビナのめっき技術が使われている。
女だらけのめっき工場
そんなヱビナ電化工業の高い技術を支えているのは、女性技術者たちだ。新卒採用者の8割が女性。海老名社長の採用ポリシーは「二流の男よりも、一流の女」。高い技術力があるといってもエビナ電化工業は中小企業、有名大学の男子学生は大企業に行ってしまい、なかなか就職してくれない。それならばと、海老名社長は10年前から、優秀なのに「女性だから」と言う理由で大企業に門前払いされてしまう女子学生を積極的に採用してきた。「技術開発のような細かい作業は女性向き。うちでは男性より女性が戦力になっている」と言う。女性社員のために、トイレや食堂、休憩室もきれいに改装した。
「去るものは追わず」
ヱビナ電化工業の一番の強みは、海老名社長自身の時代の先を見る目だ。代表取締役兼「技術部長」だという海老名社長は、大学教授や同業の研究者、さらに異業種の人たちとのネットワークを生かして、情報収集に余念がない。さらには2年に1度は必ずヨーロッパ視察に行く。ヨーロッパは日本よりも環境などについての規制の厳しいため、日本よりも先に規制が強化される。その情報をいち早くキャッチしておけば、他社に先がけて対応する技術を開発できるというわけだ。
そうやって新技術を開発し続けてきた海老名社長、最先端であり続けるためのモットーが「去るものは追わず」。新技術に他社が追いついてきたら、即撤退!まだ注文があっても断り、さらに新しい技術の方に軸足を移すという。
社是は「スピード/プラス」。即断即決の「スピード」に加え、「プラスアルファ」が必要だと言う。世界に先がけて新しい「技術の種」をキャッチし、実用化・工業化にまで持ち込む社長の手腕から、中小企業の生き残りの秘策を読む。
ゲストプロフィール
海老名 信緒
- 1950年東京生まれ 59歳
- 1974年慶応義塾大学工学部 大学院 卒業
父・平吉が創業したエビナ電化工業に入社 - 1996年46歳で社長就任
- 2002年世界初のめっき専門研究所「テクノマーク」を設立
企業プロフィール
- 創業:1946年
- 売上高:16億円
- 従業員数:100人
バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。











