バックナンバー
2009年12月7日 放送
銀行の常識は世間の非常識だ!
元鉄道マンが挑む銀行革命
- りそなホールディングス 会長 細谷 英二(ほそや・えいじ)
アメリカ発の「リーマンショック」は、日本の金融界に大打撃をもたらした。3大メガバンクでさえ巨額赤字に転落する始末だ。ところが、この金融危機をもろともせず、1200億円以上の黒字をたたき出した銀行グループがある。国内4位のりそなホールディングスである。2003年、りそなは経営破たん寸前の危機にあった。不良債権処理などで積みあがった赤字は約8000億円。2兆円もの公的資金を投入され、市場では「りそなショック」と呼ばれた。それでも、銀行の体力は回復せず、「だれがやっても再建できない」と言われた。そんな中、りそなの再建を託されたのが、当時、JR東日本の副社長だった細谷英二だった。
鉄道一筋のサラリーマン人生。銀行業務の経験など一切ない。そんな"金融素人"が見た銀行のサービスは、世間の常識からかけ離れたものだった。細谷は決意した。
「銀行を普通のサービス業に変えよう!」支店では、行員は立ったまま接客。お客は待たせない。営業時間も午後5時まで伸ばした。大企業との取引関係を縮小して、代わりに中小企業向けの営業を強化した。どれも銀行業界では「非常識」とされたことばかり。しかし、お客は次第にりそなのサービスを評価するようになる。「どんな業種でも経営には普遍性がある」と語る細谷。その経営術から景気や時代に左右されずに勝ち続けるヒントを探る。
-
RYU’S EYE
座右の銘
ゲストプロフィール
細谷 英二
- 生年月日:1945年2月24日
出身地:熊本県熊本市
経歴 - 1968年東京大学法学部を卒業
日本国有鉄道(現JR東日本)入社
国鉄分割民営化で「改革3人組」の参謀として活躍 - 1987年JR東日本 投資計画部長
自動改札、ビューカード、山形新幹線、成田エクスプレス、駅ナカビジネスなど新規事業を手がける - 2000年JR東日本副社長
- 2003年りそなホールディングス会長
企業プロフィール
わたしたちの社会では、ときとして「甘え」が好まれる。国民や企業は国家に甘え、国家は企業や国民を従わせようとする、これほど不健全なことはない。「長いものには巻かれない」細谷さんはそう言った。国にも、自分自身にも甘えないということだと思う。危機の時代、甘えを拒む反骨の士が、状況を打開する。

バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。












