カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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20091214日 放送

これが激安の国を変える
次世代のモノづくりだ!

  • メーカーズシャツ鎌倉 会長 (さだすえ よしお)

今年、大手スーパーを中心に相次いで発売された"激安ジーンズ"!1000円を切る価格に多くの消費者が飛びついて売れまくった。その一方で既存の大手アパレルは、ユニクロなどごく一部を除いて、殆どが赤字や減益、不況に喘いでいる。
そんな中、"生鮮品のようにシャツを売る"という全く新しいシャツ専門業態で、ビジネスマンの圧倒的な支持を得、この不況下でも増収増益を成し遂げるのがメーカーズシャツ鎌倉(通称:鎌倉シャツ)。一流ブランドでは1万5000円から2万円はするシャツと同じ高品質のモノをわずか5000円で提供、業界の異端児としてここ数年急成長してきた。率いるのは"シャツの鬼"貞末良雄(69)。60年代から70年代、大流行したVANで修行し、93年に創業した。業界での慣行に異議を唱え 独自のビジネスモデルを構築し消費者の支持を得る、その全容に迫る。

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社長の金言

  • 客が納得する値付けが 経営の技
  • 『値段で勝負』は 最終手段
  • “信念”で売るのが商人道
  • RYU’S EYE

    RYU’S EYE
  • 座右の銘

    座右の銘

放送内容詳細

◎鎌倉シャツが選ばれる理由~5000円で超お買い得!~

人気の理由は、圧倒的な“お買い得”な商品であること。シャツは均一価格で全て5145円(税込み)と、量販店の安売りシャツと比べれば決して安くはない。しかし、断然にモノが違う。一流ブランドで1万5000円~2万円で売られているシャツと同等のモノが、この値段で買えるのだ。生地は、高級ドレスシャツの基準を上回る最上質の80番手双糸以上で、手のこんだ縫製を施し(巻き伏せ本縫い)、ボタンは貝ボタンを使う。更に店頭には常時100種類以上もの品揃えがあり、サイズも首回りが37~45センチまで1センチ刻み、袖の長さも3種類用意されているなど、非常に充実した店舗作りで消費者を引き寄せている。貞末曰く、「創業するとき、僕が欲しいボタンダウンは市場で1万5000円もして売られていた。これではそうそう買えない。5000円ならみんな喜んで買ってくれるハズ」と価格を設定した。

◎なぜ この価格で高品質を実現出来るのか? ~店作りとSPA~

普通なら、「安さを実現するには海外での大量生産」と思うかもしれない。しかし実は鎌倉シャツは、国内生産。そして原則新商品はシーズンごと、つまり年4回しか入ってこないアパレル業界にあって、鎌倉シャツはなんと毎週毎週 新商品が店頭に並ぶ。しかも 1サイズ1、2枚しか無く、1ヶ月もすれば店内にあるシャツは全て入れ替わってしまい、2度と同じ商品が店頭に並ぶ事は無い。まるで“生鮮品”を売るかの如くの店作りで、消費者は飽きる事無く買い物を楽しめるのだ。これを実現させたのが、鎌倉シャツ独自のSPAだ。通常アパレル業界では製造過程に商社等が入ってきて、時間やコストがかかる。しかし鎌倉シャツは、オリジナル生地を織物工場に作ってもらい、縫製工場に直接持ち込んで商品化、圧倒的なスピードで新商品を生み出していくのだ。この中間コスト削減で、わずか5000円での高品質シャツ販売が可能となっているのだ。

◎魂のシャツ屋・貞末の哲学 ~VANから受け継がれる哲学~

このビジネスモデルをつくりあげた貞末は、アイビースタイルで一世を風靡したあのVANの出身だ。戦後モノの無い時代、日本男子の装いにファッションそのものを初めて紹介したVAN創業者石津謙介。その石津に師事し、ファッションを学んだのが貞末だ。60年代から70年代にかけて若者の熱狂的な支持を得たVANだが、しかしいつしか歯車が狂い、78年VANは倒産してしまう。倒産を経て貞末が学んだモノとは…時代を経て現代だからこそ意義のあるモノ作りの哲学をスタジオで語る。

ゲストプロフィール

貞末 良雄

  • 1940年山口生まれ
    千葉工業大学卒業後、一度電気メーカーに就職。
  • 1966年ヴァンヂャケット入社
  • 1978年VANヂャケット倒産(37歳)
    その後 アパレル会社4社を
  • 1993年メーカーズシャツ鎌倉(株)設立
  • 2009年現在、首都圏中心に15店舗を展開、年30万着を売り、売上高17億円

企業プロフィール

村上龍の編集後記

鎌倉シャツを着るとすがすがしい気分になる。多くの人たちのていねいな作業が、着心地の良さを生む。そして良いシャツを身にまとう快感は、他の人に伝えることができない。着る人にしかわからない。特権的なのだ。貞末さんは、そのことを誰よりもよく知っている。すがすがしい人格が、すがすがしい製品を作った。

村上龍の編集後記画像

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