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2010年11月11日 放送
100年企業に今なお息づく開拓者精神!
- 味の素 社長 伊藤 雅俊(いとう・まさとし)
「味の素」や「ほんだし」「クックドゥ」など数々の調味料を生み出し、日本の食卓の歴史を作って来たともいえる、味の素。今から100年前、昆布から出る「うま味」のグルタミン酸を、世界で初めて製品化したことが会社の始まりだ。以来、世界一のアミノ酸メーカーとして君臨し続け、今なおアミノ酸の可能性に挑み続けている。
番組では、いち早く進出したベトナムでの地道な営業活動に密着。その一方で、食品だけでなく、化粧品や医療、最先端の電子関連部品などアミノ酸を軸とした研究開発事業の取り組みを追う。
1兆円企業となった今なお息づく、味の素の開拓者精神。次の100年をどう歩むのか、伊藤雅俊社長に聞く。
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
101年目の舵取りを任された男・伊藤雅俊
「湯豆腐はなぜうまいのか?」ーー今から100年ほど前、ある学者が抱いた疑問から「味の素」は誕生した。甘味、塩味、苦味、酸味…それまで味覚は4つと考えられていたが、第5の味覚、うま味を発見。それを商品化したのが味の素だった。うま味のもとは昆布に含まれるアミノ酸の一種、グルタミン酸。以来100年、味の素は世界一のアミノ酸メーカーとして日本の食卓をリードしてきた。今や味の素グループは従業員2万7000人、売り上げ1兆円を超える日本有数の食品メーカー。その101年目を任された伊藤が語る未来戦略とは?
ドブ板営業で売れ!今なお息づく開拓者スピリット
創業して間もなくニューヨークに事務所を開いたほど、味の素創業者・鈴木三郎助は開拓者精神に富んでいた。そのDNAが現在の味の素にもはっきりと受け継がれている。ベトナムの営業マネージャー、白濱は、赴任して1年ほどだがベトナム語を必死に覚え、現地スタッフとともに1袋60円の調味料「アジゴン」を売り歩く。路地裏の小さな売店では、商品についたホコリを拭きながら、店主に営業をして回る白濱の姿があった。 伊藤は言う。「我々の商品は、お金持ちの人たちが買う物ではなく、庶民が毎日食べるもの。現地の人たちの中に入ってこそ売れるもの」。巨大企業・味の素の開拓者スピリットの原点とは。
化粧品から最先端部品まで…広がるアミノ酸の可能性
今なおアミノ酸の可能性を研究し続けている味の素。医薬品から最先端部品まで、その研究は実に多岐に渡る。今では理科系学生の就職人気ナンバー1企業だ。そんな味の素が目指す、食品メーカーのあるべき姿とは?
ゲストプロフィール
伊藤 雅俊(いとう・まさとし)
- 1947年東京都生まれ
- 1971年慶應大学経済学部卒、味の素入社
- 1999年取締役食品事業本部食品部長
- 2003年味の素冷凍食品 代表取締役社長
- 2005年味の素 代表取締役専務執行役員
- 2006年同 代表取締役専務執行役員 食品カンパニープレジデント
- 2009年同 代表取締役社長最高経営責任者(CEO)
企業プロフィール
- 1909年創業。本社は東京都中央区。資本金798億円。
- 従業員:3755人(連結 約2万7000人)
- 売上高:1兆1709億円
- 経常利益:676億円(2010年3月期、連結)
巨大企業のトップなのに、伊藤さんには威圧的な雰囲気がなかった。しかし、それが創業から100年という歴史の重みを象徴しているのだと思った。100年続く企業は、その間無数の危機を乗り越え、内と外に向かって果敢な挑戦を繰り返してサバイバルしてきた。その自負と自信が、伊藤さんの穏やかな微笑みの源になっている。

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