バックナンバー
2026年8月13日 放送
世界初!日本初!を連発
知られざる巨大黒子企業
- 東洋製罐グループホールディングス 会長 大塚 一男(おおつか いちお)
スーパーマーケットの棚に並ぶドリンク用の缶やペットボトル、マヨネーズやケチャップの容器、レトルトカレーのパウチなど、身近にあるさまざまな容器をつくっているのが「東洋製罐グループホールディングス」だ。缶は40%、ペットボトルは30%とシェアは国内№1を誇り、昨年の売り上げは過去最高の9600億円を突破した。巨大グループを率いるのが、会長の大塚一男。缶チューハイ「氷結」に使われている凹凸のある缶を開発した伝説の技術者だ。大塚はいま、容器の技術を医療分野などにも広げている。知られざる"巨大黒子企業"、イノベーションを続ける秘密に迫る!
社長の金言
- 少数の便利は みんなの便利Tweet
放送内容詳細
“日本初・世界初”の技術が続々!イノベーション生み出すDNA
1917年に創業した東洋製罐グループ。缶詰は手作りだった時代に、日本で初めて自動製罐設備を使った缶詰の製造を開始。その後、日本で初めて飲料缶や紙コップを作り、世に送り出した。さらに、日本初のスプレー缶を作って、ワンプッシュで暮らしを快適に。1969年には「ボンカレー」に採用された世界初のアルミパウチを発売し、それまで2ヶ月だった賞味期限を2年に延ばすことに成功した。パックご飯の「サトウのごはん」では、保存技術をさらに進化させ、“酸素を吸収する脱酸素容器”を世界で初めて開発。常温での長期保存を可能にした。“初”を生み出す開発現場を取材する。
ヒット商品を生み出す!“あきらめない男”の開発秘話
東洋製罐グループには、プラスチック・金属・紙・ガラスという様々な素材を扱う会社があり、その数は93社にのぼる。この日本最大の総合容器メーカーを率いるのが、技術畑出身の会長・大塚一男だ。慶応大学工学部で金属加工を学んだ大塚は、1983年に東洋製罐に入社するとすぐに頭角を現した。当時は飲料缶といえばプルタブが主流だったが、ビール会社の要望でスクリュー型のキャップを作り出し、缶業界に革命を起こしたのだ。キリンの缶チューハイ「氷結」に使用されている凹凸のある“ダイヤカット缶”を作り出したのも大塚だ。しかし、このダイヤカット缶が世に出るまでには、11年の歳月がかかったという。あきらめない男の開発秘話を聞く。
容器だけではない!異分野にも挑戦し続ける老舗の底力
東洋製罐グループが今、力を入れているのが、包む技術を異分野で活用すること。例えば、医療分野では、細胞を培養するためのバッグを作り出した。いったいなぜこのような研究を行っているのか?未来に向けた挑戦を徹底取材する。
ゲストプロフィール
大塚 一男
- 1959年秋田生まれ
- 1983年慶応義塾大学 工学部 卒業 東洋製罐に入社
- 2012年Next Can Innovation Co., Ltd.(グループ会社) 社長就任
- 2018年東洋製罐グループホールディングス 社長就任
- 2025年会長就任
企業プロフィール
- 会社名:東洋製罐グループホールディングス株式会社
- 創業:1917年
- 本社:品川区東五反田2-18-1 大崎フォレストビルディング
- 従業員数:19,067人 (2026年3月末現在)
- 売上高:9,632億円 (2026年3月期連結)
東洋製罐は、どれだけの人に快適を捧げてきたのだろう。賛成の声が少なくても、無視はできない。マイノリティにとって快適なものは、マジョリティにとっても快適なのだ、という大塚さんの言葉は示唆的だった。常に声の大きい人、多数派が幅を利かせる世の中で、あらゆる物と人を繋ぐ会社がこうした思想を持っていることに、救われる思いがした。
全てはグラデーションであり、繋がり、有機的に関わっている。そしてその繋がりを、繋がりの先にある出会いを、東洋製罐は確実に底上げしてくれているのだ。かつてどんな不満があったか忘れてしまった人々にも、容器の存在に思いを馳せることのない人々にも、その恩恵は与え続けられる。その静かな盤石さは、山にも勝る。
Always can

バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。













