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2011年8月4日 放送
「負ける建築」で世界に勝つ!
社長の金言
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
評価される隈建築
大規模な立て直しが行われる歌舞伎座。その建築家として指名を受けたのが、隈研吾だ。世界で知られる日本人建築家として、自然や環境と融合する新歌舞伎座の一切を任された。 根津美術館、サントリー美術館、ティファニー銀座ビルなど、隈建築は、日本のいたるところで見ることができる。現在進行中のプロジェクトも国内20カ所、海外で30カ所と日本を代表する建築家だ。 その特徴は、普通とは違う建築設計手順でデザインを考えること。普通建築は全体から細部へとデザインを詰めていくが、隈建築では、ディティールを先に決めて、全体へとデザインを広げていく。 さらに、原産地の素材を活かし、地域や環境と密着、融合した『負ける建築』という自身のスタイルを貫いている。 その独特なスタイルは日本だけでなく、世界での評価が高い。近年、世界各国でのコンペを次々と勝ち抜いている隈研吾。その本質に迫る。
新世代の建築を造る仕事術!
海外の仕事も多く手がける隈氏の事務所は外国人スタッフも目立つ。 プロジェクトは、まず隈氏が基本的なイメージを提示する。その後、スタッフが具体案を練りブラッシュアップしていく。スタッフはいくつもの具体案を提示し、そこから隈自身が選択し、仕上げていく。手がけるプロジェクトは50程。実際の建築作業が進んでいる現場には少ない時間でも必ず顔を出し、そのディティールまで細かくチェックする。全国全世界を多忙に駆け回る隈氏の仕事を選ぶ基準と、仕事のスタイルに迫る!
負ける建築①『地元の自然素材で建てる』
地元の特産素材にこだわる隈。木の制約を活かしコンクリートとは違った建築が出来上がる。人の目線を意識した伝統の日本建築は、人間の謙虚な気持ちを思い出させる。
負ける建築②『環境に合わせる』
地元の景色と調和させ違和感を生まない建築を心がける隈氏。環境との融合を図った建築の特徴は、建物が主張する建築ではなく、周辺環境や地元の生活、文化も取り込む事で周りに溶け込ませる建築であることなのだ。
ゲストプロフィール
隈 研吾
- 1954年神奈川県横浜市生まれ(現在57歳)
- 1979年東京大学建築学科大学院修了
- 1985年コロンビア大学建築都市計画学科客員研究員
Asian Cultural Council 給費研究員 - 1987年空間研究所設立
- 1994年隈研吾建築都市設計事務所主宰
コロンビア大学大学院建築・都市計画学科講師 - 1998年慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授
- 2001年慶應義塾大学理工学部教授
- 2007年イリノイ大学客員教授
- 2008年Kuma & Associates Europe 設立
- 2009年東京大学教授
企業プロフィール
隈研吾の建築を見るとき、「神は細部に宿る」という有名な言葉をいつも思い出す。全体ではなく、材質・ディテールからイメージされ、自然と人工物の境界線がデザインの対象となる。20世紀はコンクリートの時代だったと隈さんは言う。確かに、「短期的な効率性」という昔の価値観の象徴かも知れない。その価値観は間違っていたわけではない。だが、現代にはフィットしない。コンクリートに代わるものを、わたしたちは常に探し続けなければいけない。

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