カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2011922日 放送

"売る力"を磨け!
~製造業を強くするのは営業する力だ~

  • 本多プラス 社長 (ほんだ・かつひろ)
  • 本多プラス 専務 (ほんだ・たかみつ)

今からおよそ30年前、文具業界に革命が起きた。私たちがよく使う修正液のボトルが、ガラス製の重い瓶から、軽いナイロン製のものに変わったのだ。軽くて使いやすいが成形が難しく、不可能とまで言われていたナイロンの加工を可能にしたのは愛知県にあるプラスチック加工メーカーの本多プラスだ。
本多プラスは大手自動車メーカー系列の下請けになる誘いを何度も断り、自社製品の開発に汗をかき続けてきた。
「他人のやらないことをやる」、「売る力を磨く」でサバイバルしてきた、本多プラスの独自戦略に迫る。

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社長の金言

  • 仕事の面白さはチャレンジすること(本多 克弘)
  • RYU’S EYE

    RYU’S EYE
  • 座右の銘

    座右の銘

放送内容詳細

他人のやらないことをやる

本多プラスの武器、それは「プロ―成形」という技術。金型にプラスチックを流し込み空気を入れて成形する。この手法でどんな形の商品でも作ってしまう。中でも化粧品のボトルや、目薬のケースなど、ブロー成形に向かないとされる小型の製品を得意分野としている。 元々この技術は手作業で作っていた筆のサヤ製造を機械化しようと、父・克弘氏が取り入れた技術だ。 周囲の反対を押し切って機械を購入し試行錯誤の結果、サヤ量産化に成功。さらに80年代に入ると、日本で初めてボトルを押すと修正液が出るナイロン製の修正液ボトルの開発に成功した。 次々と新商品を開発する根底にある「他人のやらないことをやる」という企業理念とは?

製造業を強くする"売るデザイナー"たち

本多プラスが成長を続けるもう一つのポイントは、営業力だ。97年に入社した息子で専務の孝充氏は、会社の売上の大半を修正液ボトルが占めていることに危機感を覚え多角化に乗り出す。化粧品分野、医療部品などの製品を作るものの品質が良いだけではなかなか売れない。 そこで取り入れたのがデザイナーによる営業だ。客の依頼をすぐさま形にし、さらに商品の売り方まで提案するという本多プラス独自の営業戦略とは?

ゲストプロフィール

本多 克弘

  • 1938年台湾で生まれる。
    法政大学卒業後、兄が創業した本多電子に入社。
    営業担当をしていたが、父が亡くなり、家業の本多工業所の経営を引き継ぐ。
    筆用の透明サヤ製造の自動化を契機に、プラスチックのブロー成形に進出。
    1982年に株式会社化し、現社名に変更した。

企業プロフィール

  • 本社:愛知県新城市
  • 創業:1946年
  • 年商:34億2000万円(平成22年度)
  • 従業員数:160名

本多 孝充

  • 1969年愛知県生まれ。
    高校時代はバンドに夢中。大学卒業後に渡英、ビジネスに目覚めて現地でMBAを取得。
    1997年に本多プラスに入社。
    化粧品容器や医療器具の分野を開拓。
    2001年に専務に就任。

企業プロフィール

村上龍の編集後記

下請け、なんと響きの悪い言葉だろう。製造業の下請けは、右肩上がりの時代は合理的だった。今は違う。円高などのコストを押しつけられ、出口のない不況に喘いでいる。本多プラスは、「自分で考え、自分で作り、自分で売る」という哲学を武器に独自の技術と営業力を育て、大企業への依存を拒んだ。他人のやらないことをやるという基本姿勢は、かつては変わり者の象徴として揶揄されてきたが、現代では転換期をサバイバルする必須条件となっている。

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ご注意下さい

最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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